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名前

　　　　　　　　　　　　　　名前
作　浦戸福音

男１　
男２　
男３　
女１

　舞台中央にイス３脚とテーブル。右端に男３が座っている。

男２、登場。真ん中に着席

男２　ごめんごめん。待った？　
男３　いや、俺も今きたところ。あれ、一人？　
男２　そうだけど。

男１、登場。左端に着席

男１　ごめんごめん、待った？。　
男２　おせーよ。スゲー待ったぜ。　
男３　いや、お前も今来たとこだろ。　
男１　ほんとごめんって。　
男２　まぁ、許してやるよ。　
男３　だからお前も今来たばっかだろ。なんでそんなえらそうなんだよ。まぁ2人を呼んだのはちょっと相談があって、、　
男２　なんだよ、はっきり言えよ。　
男３　実は、名前を考えて欲しいんだ。
男１・男２　　名前？？って誰の？
男３　・・・。
男２　まさか、お前の子の？　
男３　うん　
男２　えー！おめでとー！子供うまれるんだ！！　
男１　男の子？女の子？　
男３　それはまだわかんないんだけど、名前だけは先に考えておきたいなって。　
男２　そうなのか？なんかわくわくすんな！　
男１　なんだよ。わくわくするって。名前なんて大事なこと、俺たちが考えてもいいのか？　
男２　そうだよ。おれはともかく、こいつに頼んだってろくなのでないよ。　
男１　なんだよ。そんなことねーよ。　
男３　大丈夫だよ。アイデアはいろんなとこから集めたいし。　
男２　そうなのか。じゃあ考えてみるか。　
男１　そうだな。おれの発想力を思い知らせてやる。どんな感じのがいいんだ？　
男３　どんな感じって言われてもな・・・。とりあえずインパクトは欲しいな。あと誰ともかぶりそうにない名前。
男１　なるほどね。でも男か女かもわかってないのにどうするんだ？　
男３　とりあえず、両方とも考えて良いのを１つずつ出したいと思ってる。　
男１　へー、いいじゃない　
男３　じゃあ、まず男の子の名前考えようか。　
男１、男２　　おう　　
男１　っていってもそう簡単に思いつかないよな・・・　
男２　あ！！　
男１　思いついたか！　
男２　洗濯機回すの忘れてた。　
男１　今いいよ。そんなの。真面目に考えろよ。　
男３　あ！！　
男１　思いついたか！！　
男３　明日雨って言ってたような・・・　
男１　え、何？名前考えてたんじゃないの？なんで今そんなこと思いだすの？　
男２　お！！　
男１　今度は何？　
男２　良い名前思いついた。こんなのはどうだ？　
男３　なんだ。言ってみろ。　

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