縄文悶々土偶恋慕
『縄文悶々土偶恋慕』

【縄文村・宮畑村の住人】
〇村一番の土偶職人
 アイノネ
〇縄文の村に移り住んだ「弥生人」
 サンクル
〇狩りの名手
 イソンノアシ
〇村一番の知恵者
 サンニョアイノ
〇シャーマンの女性
 シカルンテ
〇サンクルの想い人
 アシリアイノ
〇新しい文化を受け入れる男
 マキリ

〇チキリア?カィ
〇テキアンノ
〇ルテルケ
〇ホタン?ユ

【弥生村の住人】
〇イタク
〇パテク


この物語は、縄文の村が、これまでの狩猟・採取中心の生活様式を捨て、稲作定住を選択するまでを描く壮大な、愛に満ちた、全はまなかあいづが涙する一大スペクタクル・縄文時代劇である。あなたの心の中に眠る、縄文魂(ジョウモンスピリッツ)に響きますように。


?一場

    幕開け前、前説時にサンクル、アシリがシカルンテに導かれ、三方に向かって祈り、麻の葉を捧げる。開演すると、縄文人たちが一斉に舞台に走り集まってきて二人を祝う


一同   「おめでとう!!」
サンニョ「今日は宴だ!さあ、呑めや歌えや踊れや食えや!」


    魂を震わす踊り。踊り終わると一同、シカルンテを呼ぶ


一同   「シカルンテ!」
シカルンテ「これまで天に返した命がめぐり、いま、アシリに新しい命が宿りました。サンクル、アシリ、二人の子が再び還ることなく、無事に生まれてきますように・・・大地に、山々に、風に祈りを。めぐりめぐるめぐまれしめぐみよめぶきたまえ」


    一同、思い思いに祈る
    そこに弥生の生活を選んでいる村に住む
    イタクとパテクがやってきて


イタク   「決まった?」
パテク   「決まった?」
イタク&パテク「稲作定住始めようよ!」
イソンノ「また来やがったのか!! 考えるまでも無い話だ!」
イタク   「そう、考えるまでもないじゃない、パテク」
イソンノ「俺達は変えねぇ、良いか!!」
イタク&パテク 「あなた達は、稲作定住の素晴らしさを知らないんだ」
パテク   「知らないなら、教えてあげるが」
1/15

面白いと思ったら、続きは全文ダウンロードで!
御利用機種 Windows Macintosh E-mail
E-mail送付希望の方は、アドレス御記入ください。

ホーム