コント「VRデート」
コント「VRデート」
彼氏 オラオラ系。実はビビリ。
彼女 普通の彼女。怖いものはキャッキャ言いながら楽しむ。
係1 フロント
係2 操作担当
VRデートに来た二人。VRゴーグルの説明を受ける。
説明をする係1。アトラクションの準備のため、PCの前にいる係2。(マイクとキーボード)
係1 このゴーグルを付ける事により、仮想空間の中に入り込む事が出来ます。ゴーグルと一緒にヘッドホンを着けていただくので、周りの音は聞こえなくなりますが、お互いの声は聞こえますので、二人で協力してゲームクリアを目指してください。
彼女 これ、怖い奴なんでしょ?大丈夫かなー?
彼氏 何言ってんだよ、俺がいるから大丈夫、だろ?
彼女 やだ、彼氏君、かっこいー!
係1 ちなみに、体調が悪くなった時など、私たちに助けを求める場合は、頭の上で手を回してください。これが、助けを求める合図となります。よろしいでしょうか?
彼氏 おい、お前、ちゃんと覚えとけよ。
彼女 えー、大丈夫ー。いざとなったら彼氏君に助けてもらうもーん
彼氏 ほんと、お前は俺がいないとダメだよなー、あっはっはっは
二人、いちゃいちゃ。
係1 …説明続けますねー。このアトラクションは、廃墟を二人で探索していただき、脱出を目指してもらいます。その間、お二人の進行に合わせ、私たちが即座に障害を作成いたしますので、その障害をお二人で乗り越えて、ゴールを目指してください。よろしいでしょうか?
彼氏 あー、もう、そういうのいいから、さっさと始めてよ。
彼女 やだー、彼氏君、コワーイ!
彼氏 こんな作りもんの奴より、俺のほうが怖いんじゃねーの?
彼女 きゃー!こわーい!
二人、再びいちゃいちゃ
係1 …それじゃあ、ゴーグルつけてくださいねー。
係1、2、それぞれゴーグルをセット。
係1 …セッティング完了。えー、お二人とも、私の声は聞こえてませんか?…聞こえてないみたいだな。スタンバイOK。
係2 なぁ。
係1 うん?
係2 どう思う?
係1 超ムカつく!
係2 はは、俺も!
係1 もー、俺、こういうタイプ、すげー苦手だわー
係2 オラオラ系、っていうの?
係1 そー。もうさー、偉そうにしてさー。こっちは仕事だからさー、強くもいえないじゃん?
係2 プライベートなら強く言えんの?
係1 言えない。絶対言える訳無いじゃん。
係2 お前、ダサイなー
係1 うるせえな!もう、とっとと始めろよ!
係2 わかったよ。(キーボードを叩く)
不気味なBGM、流れる
係2 (マイクに向かって)ようこそ、死の館へ。君たちは肝試しに街から外れた洋館へとやってきた。君たちが洋館の扉をくぐった途端、扉は閉まり堅く閉ざされてしまった。その上、君たちは屋敷の中ではぐれてしまった。果たして君たちは脱出する事ができるのか!?
彼女、割と平気。彼氏、相当ビビってる。
彼女 やだ、こわーい!ねぇ、どこにいるのー?
彼氏 あ、あぁ、ここだよ!
彼女 えー、どこどこー?
彼氏 ここだよ、早く来いよ!
1/4
面白いと思ったら、続きは全文ダウンロードで!
御利用機種
Windows
Macintosh
E-mail
E-mail送付希望の方は、アドレス御記入ください。