ショウコと初夢とストロベリーパフェ
ショウコと初夢とストロベリーパフェ

ショウコ・・・秀才の女子高生。 家の人は厳しいタイプ。
サキ・・・・・ショウコの友人。 


暗転

?「ショウコ!期待しているぞ!」
??「佐藤さんなら必ず合格間違いないですよお母様。」
???「先生もそうおっしゃられてるし必ずそうしなさいショウコ。」
????「ショウコさんはこの学校の宝です」

明転

舞台は教室。ショウコが机につっぷして寝てる。
そこにサキが入ってくる。
シ「ZZZ・・・・」
サ「お疲れー」
シ「・・・ん?ああ・・・おつかれ〜」
サ「どうしたの?ほんとに疲れてるね」
シ「うん・・・まあね。」
サ「そろそろ受験本番だししっかり体調管理しないとこれから大変だぞ〜」
シ「サキちゃんは進学するんだっけ?」
サ「そだよー。このまえの直前模試で志望校A判定だったし準備万端って感じ。」
シ「すごいなぁサキちゃんは・・・ちゃんと自分で決めていて」
サ「どしたどした。ショウコも進学するっていってたじゃない。しかも難関国立大学に。県内随一のショウコの成績だったら合格間違いないし。」
シ「それで、そこで勉強して国家公務員になってエリートコースを目指してね。」
サ「どしたどした?」
シ「あのねサキちゃん。」
サ「はい?」
シ「わたしの進路・・・どうしたらいいかな?」
サ「???・・・え?進路ですか?」
シ「うん。進路。」
サ「???・・・ショウコの進路?」
シ「そう。私の進路。」
サ「・・・そんなの知らねぇぇぇぇ!!!!」
シ「えーひどい!」
サ「ひどかねぇでしょうよ。全然ひどかねぇ。」
シ「だってこんなことサキちゃんにしか言えないもん!」
サ「もんじゃねぇよもんじゃあ。」
シ「つきしま?」
サ「もんじゃあ!なーんつってなんつって!!!じゃかあしい!」
シ「わたしサキちゃんのそういうとこが好きです。」
サ「ホントはそんなに悩んでないだろ?」
シ「悩んでる!悩んでるよぉ・・・」
サ「「どれくらい?」
シ「カレー味のうんこか、うんこ味のカレーか」(このくだりは一例であり、究極の二択なら何でもいいです)
サ「ピンポーン!!」
シ「はい!サキちゃん!!」
サ「うんこ味のカレー!!って、うぉい!」
シ「サキちゃん大好き!」
サ「サキちゃんはショウコちゃんのコトきらーい。」
シ「えー」
サ「そんなことはどうでもいいんだよ。ショウコは今更だけど進路のこと決めてなかったの?」
シ「うん・・・」
サ「進路希望調査票も三者面談も去年やったじゃないの。それはどうしたの?」
シ「そのときは私も国家公務員目指して頑張りますって言ったよ?」
サ「高校の進路相談なのに。もうそこまで考えたことを。」
シ「そうなの!お父さんもお母さんも先生も周りの人もみんなみんなショウコなら出来る。ショウコならそのほうが良いって言うからそう書いて、そう答えたんだけど・・・考え直してみたら私の進路なのに全部回りに決められているような気がしてね。」
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