言繰りの魔女
言繰りの魔女

三浦誠
森野あかり
モブ同級生1
モブ同級生2
モブカフェ店員
モブ上司
モブ同僚



























第一章
誠、あかりにスポット

あかり「私の言葉は本当になるんだよ。」
誠「それが彼女の口癖だった。僕が森野あかりに出会ったのは小学生の時。
転校してきた僕がクラスで浮いていた彼女に話しかけたのがきっかけだった。」

明転
誠たち、小学生の時。
教室の一角にて(音響:ガヤガヤ)

誠「森野さんって変わってるよね。」
あかり「そうかな?」
誠「だってさ、言葉が本当になるなんて、魔法使いみたいじゃん。そんなこと言うなんて
変だよ。」
あかり「どうして変なの?」
誠「どうしてって…そんなの、できるわけないもん。本とかゲームじゃないんだからさ。」
あかり「できるよ。」
誠「できないよ。」
あかり「できるよ。私だけじゃなくて、三浦君もみんなも使える魔法だよ。」
誠「……」
あかり「三浦君は、『言霊』って知ってる?」
誠「知らない。何それ?」
あかり「言葉には魂が宿るんだよ。心から信じて発した言葉は、本当になるんだよ。」
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