愛しき墓荒らし

愛しき墓荒らし

『男』……社畜
『墓守』……口調が荒々しい(どちらでもいいけど女の人の方がいい?)
『昨日の夕飯』……男でも女でも可
『黒歴史』……男でも女でも可(どちらかといえば男?)
『愛』……女
『夢』……男、セリフなし動作のみ
『理性』……どちらでも可(どちらかといえば男?)、黒子との兼ね役可能
『黒子』……二人、男女問わず、セリフなし、理性との兼ね役可能



スコップで土を掘る音

明転
人がその辺に転がってる、一人だけスコップで土を掘ってる(墓守)

男目覚める

男「えっ!?なに!?どこここ!?えっ、人!?」
墓守「おお、ようやく目が覚めたか新入り」
男「なんですか!?あなたが僕をここにさらってきたんですか!?」
墓守「……。まだ寝ぼけてんのか?」
男「だって、僕はオフィスに残って仕事して……」
スコップで男の尻を叩く墓守
男「いたい!」
墓守「うるせぇいい加減起きろ!そりゃ御主人の話だろ!いいから!(スコップで尻を叩く)仕事を!(スコップで尻を叩く)しろ!(スコップで尻を叩く)」
男「わかりました!わかりましたから!お尻はやめて!お尻は!やめろっつてんだろ!」
墓守「あぁぁぁん?」
男食い気味で
男「言うことをお聞きいたしますので臀部への殺傷行為をおやめいただけないでしょうか?」
墓守「いいだろう」
男「で、ここはどこなんですか」
墓守「お前、そんなことも知らないのか!」
スコップを構える墓守
男「すみません!教えてください!」
墓守「マニュアルは?」
男「マニュアル?ちょっと存じ上げないですね」
怒鳴る墓守
墓守「本当か!?」
ピシっと背を伸ばす男
男「本当です!」
沈黙のちため息をつく墓守
墓守「はぁ、仕方ない。一から教えてやる。よく聞くように」
男「ありがとうございます!教官!」
墓守「教官だあ!?」
男「はっ……つ、つい……すいません!」
墓守「いいね、その響き軍人さんみたい。(←軽いノリで)そうだ教官と呼べ!」
沈黙
墓守無言の圧力
男「あ、はい、わかりました教官!」
墓守「よろしい!まずここはだな。墓場だ。」
男「……墓場……ですか?」
墓守「正確には墓場兼ゴミ捨て場といったところだな。捨てられたこいつらを埋めてやるのが俺ら、墓守の仕事だ。」
男「ということは……この人達は、死んでるんですか!?ひぃ!」
墓守「安心しろ、生きてる」
男「なんだ、生きてるんd生きてる人埋めるんですか!?こわっ!」
墓守「落ち着けよ、なにも人を埋めるわけじゃない」
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