JKP
JKP

登場人物
紙木「かみき」
石田「いしだ」
波佐見「はさみ」
先生

(舞台上には、三人の机と椅子、上手側にホワイトボードが置いてある)
(ホワイトボードにはそれぞれの役の名前と再再再再再テストの文字が書いてある)
(紙木、石田、波佐見、板付)
(紙木、石田、波佐見の三人は横並びで立って並んでいる)
(明点)
三人「最初はグー、じゃんけんぽん」
(紙木、パー、石田、グー、波佐見、チョキ)
紙木「俺の勝ちだな」
石田「待てよ、なんで紙木の勝ちなんだよ」
紙木「だって、パーはグーにもチョキにも勝てるんだぞ」
石田「なんで」
紙木「いいか、紙は石を包み込めるからパーの勝ち
   ハサミだって紙に包まれたら切るどころか開くことができない
   つまり、パーが最強」
石田「なるほどパーは最強だったのか」
波佐見「石田は馬鹿だな」
石田「なんだと」
波佐見「パーが最強なんじゃない
    グーが最弱なんだよ」
石田「どういうことだ」
波佐見「グーはチョキに勝てるなんて考えは古い
    石の強さとはつまり硬さ
    硬さとは守りにすぎない
    石は攻撃ができないんだ
    それに比べてハサミは攻撃ができる
    つまりいくら硬い石だとしても攻撃され続ければどれだけ弱い攻撃でも
    いずれかは壊れてしまう
    つまりグーはチョキより弱い」
石田「グーが最弱・・・」
波佐見「残念だったな」
石田「くそっ!」
紙木「つまり今のじゃんけんとは
   パーがチョキとグーより強くて
   チョキはグーより強くて
   グーは弱いってことになる
   だから今回のじゃんけん、石田の負けだ」
石田「・・・いや、待てよ
   昨日はグーが最強で他のが弱いってなってたじゃないか
   俺は覚えてるぞ」
波佐見「石田に記憶があるだと!?
    これはピンチだ、どうしよう紙木」
紙木「石田、いいか?昨日は強くても今日も強いとは限らない
   どんな競技でもそうだろ?スポーツの世界ランカーに何百回と挑めば
   一回ぐらい勝てる時があるかもしれない
   じゃんけんもそういうことなんだよ」
石田「つまり、グーは、明日になったら最強になっているかもということか?」
紙木「そうだ、だから明日もグーを出そうな?」
石田「わかった!俺は明日絶対グーを出す
   いや、グーが最強になる日が来るまで俺はグーを出し続ける!」
紙木「そうだ石田、諦めるな」
石田「ありがとう紙木、俺、目が覚めたよ」
紙木「いや、いいんだ」
1/6

面白いと思ったら、続きは全文ダウンロードで!
御利用機種 Windows Macintosh E-mail
E-mail送付希望の方は、アドレス御記入ください。

ホーム