ソックス・オブ・ザ・パラレルワールド
男4、女6
☆間宮透 主人公。トオル。
☆ 平野拓哉 友人。ヒラボン。
☆ 清川美紗 ヒロイン。清川さん。
☆ 佐々木愛莉 明るい幼馴染。アイリ。
☆米沢沙都子 姐さん的存在。ヨネさん。
・井奈波徹平 男。ナミヘイ。
・神田悠紀夫 男。ユキオ。
・石原 女。
・土橋 女。
・飯窪 女。


【舞台】
六畳一間の1Kアパート。1階。106号室。
洋間にはベッド、テーブル(コタツ)、本棚、テレビ(手前側にあるのでなくても可)、よくある大学生のひとり暮らし。
コタツの周囲には未開封のお菓子や明らかに7人分はあるかという座布団、友人が勝手に置いていったぬいぐるみなど。
彼らのたまり場らしく、とてもくつろぎやすいスペースができている。
下手側は玄関及び簡易なキッチン、トイレ、風呂が続く廊下があるらしい。
上手側には庭へ続く窓(みえなくていい)。
ほぼ基本的にこの一部屋もしくは外、という設定で物語は展開される。


●?@鍋パの準備
明るくなる。
米沢沙都子(ヨネ)を中心とし、井奈波徹平(ナミヘイ)、神田悠紀夫(ユキオ)、石原・土橋・飯窪の合計6人がテーブルを囲んでわくわくしている。
間宮透(トオル)、部屋の隅で膝を抱えている。

ヨネ「いい!?今日は待ちに待った鍋パの日よ!」
全員「いぇーーい!」
ヨネ「肉担当はナミヘイ!」
ナミヘイ「おう!」
ヨネ「野菜担当はユキオ!」
ユキオ「あいよっ!」
ヨネ「イッシー(石原)・バッシー(土橋)・メッシー(飯窪)の三人はお菓子とお酒担当!」
石原・土橋・飯窪「はーい!」
ヨネ「あたしは味見担当!」
全員「いやいやいや!」
ヨネ「じゃなくて調理担当!トオルは切ったり分けたりしてね!」
トオル「あのさぁ、ヨネさん」
ヨネ「会費は1500円くらいでいいかな、あ、500円はトオルに、ガス・電気代ね!」
トオル「ねぇ聞いてよヨネさんっ」
ヨネ「なによトオル」
トオル「鍋パ、いつ決めたの?」
ヨネ「昨日LINEしたでしょ?」
トオル「いや、俺んちでやるって聞いてないけど」
ヨネ「だってあたしんちでやるとニオイつくんだもん」
トオル「それは俺んちだって同じ……」
ナミヘイ「ままま、そこらへん細かいことは気にしないでサ、うまい肉食わしたるさかいに」
トオル「なんでナミヘイもいんの!?ってかいつのまにこいつらと仲良くなってんの!?違う大学だよね接点ないよね!?」
ナミヘイ「賑やかさにつられて」
ユキオ「僕が誘ったんだぁ、だって気にならない?美大生の実態って」
ナミヘイ「ヘヘヘへへそれほどのものでは」
石原「よっ美大生!」
土橋「よっアートの卵!」
飯窪「よっ肉はまだか!」
ヨネ「大丈夫、みんなトオルのトモダチ、大歓迎♪」
トオル「ってかホント狭いんだよ!!!おかしいだろこんな狭い部屋に7人って!」
石原「まだ座るからもうちょっと詰めて〜」
トオル「まだ!?無理でしょ鍋つつけないでしょこれ」
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