怪談-きさらぎ駅
8月
テーマ「お盆」

主人公は自然な喋りにしてほしいです。セリフも言いやすいようにがんがん変えてください。
見知らぬ男の笑いは、不気味な笑いならばどんな笑い方でもオッケーです。

設定は駅。全体的に暗い雰囲気。
椅子がふたつ並んでいる。上手側に座って、気持ちよく寝ている主人公。
ジャーキング的な何かで目がさめる。
周りを見回す。

主 「あれ?」

周りを見渡す。

主 「いつ降りたんだろう。」

はっとし、椅子を振り返る、荷物がない。
椅子の下や周辺を探してみるも、何もない。
ポケットを探る。何もない。
真顔で考え込む。もう一度辺りを見回す。
上手にある設定の改札に気付き、一応下手も見て、もう一度上手を見る。改札へ歩いて行き、袖中(窓口)へ声をかける。

主 「すいません。すいませーん。」

反応はない。
椅子の方へ向かう。椅子の後ろに看板があるてい。

主 「き……ぎ…?」

こすってみても汚れていて読めない。
前へ向き直る。腕時計を見る。

主 「まだあるよなあ」

この辺りから見知らぬ男、下手より登場。基本的に、どこも見ていない目をしている。無表情。静かに下手側椅子の前へ忍び寄る。
主、上手の線路の先を覗き込む。

男 「隣いいですか」
主 「(驚く、声は出ても出なくてもok)あ…え…」

じっと無表情の男。

主 「あ…はい、すいません、どうぞ」

下手側の椅子に男座る。
主、男が座ったらもう一度腕時計を見る。そしてまた線路を見た後、

主 「すいません、次何分ですかね」
男 「…(無反応、無表情)」
主 「あのまだありま」
男 「今日は年に二度しかない、休日なのです。だから、遠くに行くのなら今日しかないと思ったのですよ」

固まる主。

男 「もし。列車にお乗りになるのでしたら、もう少しお待ちになるといいですよ。じきに来ますからね」
主 「あ…ああ、そうですか。ありがとうございます」

元いた席に座る。

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