希望的寒色
希望的寒色
登場人物
てるこ ツギハギの家の家主
ロボ ロボット
教授 ヒトを求める学者
魚１ ヒトの形をした魚
魚２ ヒトの形をした魚
魚３ ヒトの形をした魚
道化 少女を探すピエロ
少女 色を忘れた少女
子供１ 砂山遊びの子供
子供２ 砂山遊びの子供
無限猿 無限の猿
ヒト 人工人類
=幕
◇舞台設定
人里離れた湖のそばに建てられた一軒の家
巨大な湖を背に、縦に長く歪に造られている
この家で、かつて機械工学、情報工学、臨床工学などの研究が行われていた
現在もその痕跡を見ることはできるが、ごく一部である
現在は金属を加工して作った人形やおもちゃを売る小さな工場となっている
近くにある集落の人口は少なく、周辺一帯で互いの顔を知らないものはいない
〇ツギハギの家
舞台上には家が一軒
その家は歪で、
木造でも鉄筋でもコンクリートでもない、
様々なものが組み替えられ、
継ぎ足されている姿をしている
家のそばには魚１〜３が楽しそうに遊んでいる
無限猿が遠くから歩いてくる
魚１ 「空！」
魚全 「空！」
魚２ 「湖！」
魚全 「湖！」
魚３ 「太陽！」
魚全 「太陽！ あーつーいー！」
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