The Black Door
The Black Door

賢一 
33歳
コンビニのケーキを作る工場でアルバイト中
超難関国家試験「司法書士」の資格を取るため、勉強しながらアルバイトを続けて早10年。
資格をあきらめ就職するべきか、瀬戸際に立っている。


ミカリン 
36歳
封筒会社勤務(受付事務)
専業主婦願望有り
今の会社へ就職する前にアルバイトで働いていた工場で賢一と出会う。
国家試験への挑戦を続けている賢一を支えるべく就職するも早8年、女として最早瀬戸際に立っている。

佐野北斎(本名:佐野高義)
48歳
超時空磁場地脈研究者(自称)
関東超時空磁場平地部地脈研究所(自宅)を自ら立ち上げ日夜研究に励む
本業は乾物屋の2代目
自宅兼店舗の乾物屋を片手間で経営しているが、15年前近所に大型ショッピングセンターが出来たあおりを受け
店の売り上げは激減、実質経営を回していた先代の引退で一人で店を切り盛りしないといけない立場になるが、
今まで本気で先代の仕事を見ていなかったのでノウハウが分からず、店の廃業を考えなければならないほどに借金が膨らんできてる。
こちらも瀬戸際。

マオウ(チッパーカティウムラダンスン)
こちらの世界で言うと33歳
ピーボニ勤務(アルバイト)
こちらの世界に来ると超時空的な力が発揮できるらしい


あらすじ
超難関国家試験「司法書士」に挑戦し続けて10年の主人公の賢一。
試験合格のため、就職もせず勉強のため週25時間のアルバイトのみの生活が続いている。
しかしその勉強も滞りがち、合格の見込みがないまま試験を2か月後に控え、賢一は33歳の誕生日を迎える。

一方、半同棲状態の恋人ミカリンはそんな賢一を応援し支える覚悟で事務職に就職、収入の低い賢一を支え続け早8年目。
専業希望の彼女は試験に合格すればセレブな生活がやってくる自分の青田刈りは間違っていないと信じて賢一を応援してきたが、精神的にも年齢的にももう限界。
試験を諦め就職するように賢一に迫る。

そんな瀬戸際の中、ふとしたきっかけで賢一の部屋の納戸の扉が超時空へと繋がってしまった。
そして超時空には謎の生命体が…

果たして、賢一は試験に合格するのか?
夢を諦め就職してしまうのか!?
…ついでに世界を救うのか?




街中を歩く北斎。
手にはへんなカウンターが握られている。
iPadに表示されているグラフを血相変えて見ている。

北斎「…こ、これは…この波形は一体なんだ?」

北斎、過去の記録をまとめたノートをあさり、比較する。

北斎「こんなのは初めてだ…すごい、もしかしてもしかするぞ!超時空空間はやはり存在したんだ!!!」
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