case
とある場所。
暗い部屋に人が倒れている。
黒いアタッシュケースが置かれている。
一人の男(下村)が目を覚ます。
現在の置かれている状況が把握できていない下村。
アタッシュケースの存在に気がつく。
開けようとすると、
清村 「開けるな!」
びっくりする下村。
清村 「中身がなんだかわかっているのか?」
首を振る、下村。
清村 「自分のじゃないんだろう?だったら、むやみに開けない方がいい。」
その会話の最中、起きてきた伊藤。
伊藤 「俺は開けたほうがいいと思うけど。」
下村 「でも…。」
伊藤 「ここどこだよ。なんだこの状況。」
下村 「たぶん、閉じ込められているんだと。」
伊藤 「誰に?」
下村 「…。」
伊藤 「おっさん、しってるのか?」
清村 「…。」
伊藤 「大体、お前ら誰だよ。ほかの奴らも誰なんだよ。」
何人か、起き始める。
伊藤 「誰もなんもしらないってか。
見たところこのカバンだけ。
開けてみるしかないだろ。」
清村 「状況がわからないからこそ、慎重に行動したほうがいいと言っているだけだ。」
下村 「そうですよね。何かの罠かもしれないですし。」
伊藤 「真っ先に開けようとした奴が、よくそんなこと言えるな。」
下村 「…。」
井上 「あの。ここ、どこですか?」
伊藤 「知らねえよ。」
井上 「そうですか…。あなたは…?」
伊藤 「お前こそ、誰だよ。」
井上 「いや、僕は…。」
と、周りを見渡し、林を発見する。
井上 「あれ?愛さん。愛さんじゃないか。」
森を起こす。
下村 「娘さんですか?」
井上 「どう見ても違うでしょ。」
下村 「じゃあ、知り合いですか?」
井上 「そうですよ。愛さん。愛さん。」
起きる、林。
林 「何なの?
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