顧問、部活辞めるってよ
.顧問、部活やめるってよ はりとら版
顧問、部活やめるってよ

      はりとら版
      
      作 りら演劇部

.登場人物
登場人物

ミツキ・少女/2年生・部長。舞監補。
エイジ・地蔵/2年生・副部長。舞監。
ソウ・明王/3年生・照明。
リンゴ・母親/1年生・照明補。
ミド・友達/1年生・音響。
ラズリ・女/1年生・衣装・小道具
オサル・妖/1年生・音響補。

.シーン0 顧問との賭け
シーン0 顧問との賭け

・舞台【?@素舞台】
【音/ミド 照/ソウ】
・開幕ベル
・幕が半分上がる。
シルエットが浮かび上がる。
ミツキ、正面を向いている。
エイジ、リンゴ、オサル、ラズリ、後ろを向いている。
この4人は顧問の声。


顧問(声)「一つ、ゲームをしようか?」
ミツキ「ゲーム?」
顧問(声)「今から、皆が劇をする。お題は、もしも顧問が演劇部からいなくなったら。かな。」
ミツキ「え、なんでですか?いなくなられたら、色々と迷惑です。」
顧問(声)「だからゲームだよ、ただの劇。大丈夫。最低限の手続きとかそういうのはもう終わってるし。もし、その劇で、顧問がしたいって思えたら、一緒に頑張るよ。」
ミツキ「じゃあ、もし、思えなかったら。」
顧問(声)「思えなかったら、思えないまま、顧問をただ続ける。いや、それは申し訳ないな。・・・顧問をやめる。」
ミツキ「そんな。なんでいきなりそんな。」
顧問(声)「手続き以外に、顧問って必要?」
ミツキ「それは・・・。」
顧問(声)「でも僕は、皆が勝つ方に賭けるよ。」
ミツキ「もう本番ですよ!」
顧問(声)「じゃあ、劇を始めよう。脚本は用意しておいたから。いい舞台になりますように。」
ミツキ「ちょっと、先生!」

□暗転


.シーン1 幕開け
シーン1 幕開け?

途中で舞台上手袖からミツキが飛び込んでくる。
オサル、リンゴ、ラズリ、客席へ。

ミツキ「ちょ、ちょっと待って!まだやって。」

舞台幕、途中で止まる。
ミツキ、舞台を通り過ぎて下手袖に向かう。
舞台下手袖で、エイジとミツキの話声が聞こえる。
1/19

面白いと思ったら、続きは全文ダウンロードで!
御利用機種 Windows Macintosh E-mail
E-mail送付希望の方は、アドレス御記入ください。

ホーム