get over
「get over」
作 菅原悠人
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サス(舞台の真ん中)
真代、上手から真ん中に移動
鈴木真代「お母さーん!お父さーん!見て見て!この前のテスト100点取ったんだぁー!すごいでしょー!私だってやるときはやるんだから!じゃあ約束だよ明日遊園地に連れてってよね!約束だよ!いい!?いい!?いいよね!?やったー!!明日なに着て行こうかなー!
え、何蓮?え〜また宿題〜、たまには自分で考えなさいよ。そんな顔したって教えないよ、もぅーしょうがないなー、これ貸しにするからね!」
真代、下手にはける
優奈、泣きながら上手から出る、真ん中に移動
三浦優奈「ごめんなさいお父さん、もうしないから許してください、もうお父さんに迷惑かけませんから。もうお父さんの評価を下げるようなことはしませんから。もう、余計なことはしませんから。
ごめんなさいお母さん!!ここから出して!!だしてよぉぉぉ!もう悪い子になりませんから、もうお母さんを困らせることしませんから!暗いよ、怖いよ、おなか減ったよ、お母さん!お母さーん!! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
優奈、下手にはける
大貴、上手出る、真ん中に移動
戸田大貴「おい。なによってたかって弱いもんいじめてんだよ……あぁぁ!、俺そうゆうの見てると無性に虫唾がはしんだよ!俺に殴られたくなかったらとっとと消えろ!はぁぁー、あ?ああ、礼なんていらねぇーよ、さっさと帰れ!っち、くそが」
大貴、下手にはける
歩、上手から真ん中に移動
加藤歩「先生何回もすいません、なんで僕が精神病院に行かないといけないんですか?僕どこもおかしくないですけど、いや、いいからいいからって、ちょっと先生! なんなんだよ。僕どこもおかしく、ない、はず。」
歩、下手にはける
黒いパーカーを着た三人と真代が上手から出てくる
火事の音、黒い三人は鈴木真代が行こうとするのを必死で止める
鈴木真代「どいてください!まだ中に家族がいるんです!どいてください!お母さーん!お父さーん!蓮―!くそ、どけよ、どけぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーー!!!!!」
暗転
ハケル
明転
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とある一室
大貴、真代、優奈、は背中向きに座っている
歩、入ってくる
加藤歩「はぁ〜なんで僕が」
歩、部屋の中に入る動きをする
真代は本を読んでる
加藤歩「こ、こんにちは!」
沈黙
加藤歩「え、え〜と。い、今は何をしてるんでしょうか?」
沈黙
加藤歩「あ、あの〜」
鈴木真代「早く座ればそこに立ってると鬱陶しいし」
加藤歩「あ、ご、ごめん!」
優奈の横に座るが優奈が後ずさる
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