リコーダーの陰謀




  リコーダーの陰謀










  登場人物
    
    大塚 弘幸(オオツカ ヒロユキ)
    内田 崇 (ウチダ タカシ)  
    小林 健 (コバヤシ ケン)  
    新見 千歳(ニイミ チトセ)  
  
    野村 泰介(ニッタ タイスケ)  →教師 担任
    
    
    
    
    
    季節 夏 七月上旬
    舞台 教室
  
  
  
  

  舞台は教室。早めに登校したらしき新見。落ちているリコーダーを発見。
  誰のものかわからないが、適当に大塚の机に突っ込む。
 
  廊下側から野村登場。なんかたくさん荷物を抱えている。

新見 おはようございます
野村 おお、早いな新見。
新見 ええ、今日は親の仕事ついでに送ってもらったんです。先生こそずいぶん早いですね
野村 あぁ、まぁ、ちょっと探し物をしていてね。
新見 探し物?
野村 大したものじゃないんだが・・。まぁ、いいか。新見、これ職員室まで運ぶの手伝ってくれないか?
新見 あ、はい。

  久保、新見はける。その二人とすれ違う形で大塚、内田、小林
  内田、大塚に自販機で買ったプリン片手に語っている。

内田 やっぱあれだね。プリンの王様と言ったら焼きプリンだね。
大塚 そうか?俺はプッチンプリンだなぁ
内田 ええ
大塚 別に焼く必要なくないか?そのままで十分おいしいし。なぁ小林?
小林 俺はゼリーの方が好きだ。
内田 はぁ。まったくこれだから素人は・・・
大塚 プリン食べるのに素人も玄人もねぇだろ
内田 仕方ない。この俺が焼きプリンの甘さおいしさそして切なさについてとことん語って・・・
小林 あ、大塚。数学のプリント見せてくんない?
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