みぞれ氷
「みぞれ氷」-60分版-
作::山葵(wasabi)
作品引用:宮沢賢治作「やまなし」「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」「永訣の朝」
【登場人物】
・聖花【せいか】[十七歳 女]女 高校生
・ジョバンニ[十二歳 男] 不問
・カムパネルラ[十二歳 男] & 蟹の弟[??歳 ?]不問
・車掌[三十七歳 男] 男]
・鳥捕り[男 六十歳]& 謎の男[五十五歳 男 ]男
・燈台守[男 六十歳]& 蟹の兄[??歳 ?]男
・風子【ふうこ】[女 八歳]女
・風花【ふうか】[女 十二歳]女
最少人数:八名
最大人数:十一名
※注意1※SEやBGMに関しては特に指定がない限り、効果音・曲目・タイミングは演出にお任せ致します。【BGMおすすめ…ピアノ主体の幻想的なのがおすすめ】
※注意2※(unis○)と書かれているものに関しては、セリフは違いますが、ついているもの同士で同時にセリフを発して下さい。
【例:(unisA)→同じ(unisA)と書かれているセリフ同士を同タイミングに出す。】
※注意3※ここでの「窓を見る」は全て客席側を見ることを指しています。
幕上がる
SE:時計の秒針の音 がなり始める。
舞台中央にスポット。舞台中央には制服姿の聖花が1人で箱の上で佇んでいる。
車掌以外の役は全員舞台上には存在するが聖花・ジョバンニ以外は声のみ。周りにいる。そして、スポットに照らされていないため、顔は見えない。なんとなく「誰かいる…?」みたいな感じ。
セリフが始まる頃にSEが最大音量になる。そして、意識が急に途絶えたように急にSEが消える。
聖花 「私は今日も笑う。」
蟹の弟 「クラムボンはわらったよ。」
蟹の兄 「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」
蟹の弟 「クラムボンは跳ねてわらったよ。」
蟹の兄 「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」
蟹の弟 「それならなぜクラムボンはわらったの。」
謎の男 「知らない。」
蟹の兄 「知らない。」
聖花 「いつしか私はクラムボンになった。そして、
クラムボンに殺された。」
蟹の弟 「クラムボンは死んだよ。」
蟹の兄 「クラムボンは殺されたよ。」
蟹の弟 「クラムボンは死んでしまったよ…。」
謎の男、このタイミングで暗闇の中から聖花の後ろに来る。スポットの中に入るが黒いフードの付いたマントをつけている為、顔が見えない。
謎の男 「クラムボンは…死んでしまった……。あなたは
誰に殺された?」
聖花 「分からない」
蟹の兄 「知らない」
蟹の弟 「知らんぷり」
謎の男 「誰も…何も…知らない。」
謎の男は暗闇に溶けて消えていく。
1/20
面白いと思ったら、続きは全文ダウンロードで!
御利用機種
Windows
Macintosh
E-mail
E-mail送付希望の方は、アドレス御記入ください。