(文化祭用脚本) 今夜、異世界に召喚されるらしい
(文化祭用脚本)今夜、異世界に召喚されるらしい
作:安室れいぞうこ
女:聖女(聖女のコスプレ)
女:ひかる*(できれば勇者っぽいコスプレで)
男:ショータ(ツッコミ担当、コスプレ何でもok)
女:美咲(ボケ担当、コスプレ何でもok)
「○年○組 コスプレ カフェ」と書かれた看板
「コスプレ カフェ メニュー」と書かれた看板
教室の机と椅子がカフェ風に配置されている。
聖女が、(ひかる達が登場するステージの反対側で)両手を胸の位置であわせ、まるで祈るようにして立っている。
(開幕)
ひかる・美咲・ショータ: (しゃべりながら登場)「お疲れ様ー!」
ひかる: 「ウチのクラスのコスプレカフェ、けっこう繁盛したんじゃない?」
ショータ:「やっぱオレの刀剣乱舞*のコスプレのおかげ?そりゃぁぁぁ!(ホウキで刀を斬りつけるように)」
(美咲は知らない女の子<聖女>が立っているのに気づき)
美咲:「ちょっとちょっと」
(ショータとひかるをつついて、聖女を指差し)
美咲:「あの子誰?」
(美咲・ショータ・ひかるは[知ってる子?]と、こそこそ話す。)
ひかる:(聖女に少しづつ近づきながら)「えーっと何年何組?」
聖女:私はキャーバークラア大陸の聖女、ララウです。
ひかる・美咲・ショータ:「キャバクラ?!」
聖女:「違います!キャーバークラア大陸です!」
ひかる:「キャバクラ嬢のスカウトとか?」
美咲:(ぐっと身をのりだして)「時給いくらですか?」
ショータ:「なに真剣に聞いてんだよ!」
ひかる:「文化祭はさっき終わったし?」
聖女:「文化祭のコスプレを着ているのではありません。」
美咲:「あー、何かの罰ゲームでしょ?」
聖女:(首を振りながら聞こえるように大きなため息)「はぁーっ。話が全く進みそうもないので私から説明させていただきます。キャーバークラア大陸では、ここ数週間モンスターが異常発生したため討伐隊を派遣しましたが、何しろモンスターの数が多すぎて対処しきれません。そこで、異世界から召喚した勇者なら特殊能力が備わっているということで、魔術師達が異世界から勇者を召喚することになったのです。そして!今夜7時54分、皆既月食がピークになる時に召喚されるのは、ひかる(ビシッとひかるを指差して)あなたです!」
(間)
ひかる:(ひかる・美咲・ショータは聖女から離れてゆく)「集計を生徒会室に持って行こー。」
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