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咲かなかった種

４つの季節の物語

.咲かなかった種に花束を　改訂版　第１稿
咲かなかった種に花束を　改訂版

　　　　　　　　　　　　第１稿

　　　　　　　　　　　　２０２３年１２月１４日作成
　　　　　　　　　　　　作：山上祐輝
　　　　　　　　　　　
.登場人物
登場人物
　　　　　　　　　　　
○夏　真夏の夜の品評会！

カトレア／セレブの花。カトレア。お高くとまっている。
月下美人／儚げな花。静かだが心が強い。
ひまわり／明るい花。生きるのに一生懸命。
野草／華やかで明るい進行役。

○秋　誰にも知られなかった花

蘭の種／洋蘭のカトレア。おてんば。
ハチ／真面目で冴えない働き蜂。

○冬　咲かなかった種

旅の種／一途で向こう見ず。
南国の花／華やかで元気。　／カトレアと兼ねる
氷の花／クールな面持ち。　／月下美人と兼ねる
都会の花／いけ好かないセレブ。／ひまわりと兼ねる
草原の花／のんびりやで真面目。／野草と兼ねる

○春　出会いはつながっている

桜／名前はさくら。慌てん坊。
幹人／名前はみきと。少し内気。
.オープニング
オープニング

音楽

カトレアが出てくる。

カトレア「種。やがて花開く可能性。全ては種から始まり、そして種を残す。」

蘭の種が出てくる。

蘭の種「華やかに咲く花、元気に咲く花。可愛らしく咲く花。色とりどりの輝きを放つ。」

旅の種が出てくる。

旅の種「赤い花、黄色い花、紫の花。白い花。甘い香りを広げる。」

女性が出てくる。

桜「広い葉っぱ、トゲトゲの葉っぱ、赤い葉っぱ、大きな葉っぱ。沢山の生命を支えている。」

全員出てくる。

全員「世界に一つだけの花。しかし、一つの綺麗な花が咲くために、沢山の生命が間引かれる。沢山の花が、誰にも知られずに山野に咲き、そして生命を終える。そして、芽を出すことのない種は咲く花以上に沢山ある。」

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