村おこしの白雪
村おこしの白雪
白雪
ステップ
村長
小人2
小人3
オフィサー
カカシ
村長「どうぞ!いらっしゃい!ここはダイヤモンドの取れる街、ダイヤモンドタウンだよ!」
小人2「街には様々なダイヤモンドや、鉱山でとれた珍しいものがたくさんあるから、見て行って、買って、また来てね!」
小人3「さぁさぁさぁ、どんどん手にとって買って行ってくれ!うちの店は本物しか、売ってないよ!おっ、ほらほらそこの学生さん、今なら学生割引するよ。主婦さんには主婦割、旦那さんには、旦那割、お一人なら・・・独り身割だ!さあさあ」
客引きをしている小人達
やがて、日が落ち、小人達の店が閉まる
小人2「今日も中々、お客さんが入りましたね。この調子だと、ランキングTOP10に入る日も近いのではないですか。」
小人3「この国は観光の国だ。各地の村は特色ある村を作り、観光客を招いている。4ヶ月間内でより多くの観光客の数を競う。」
村長「ランキングの上位にいればいるほど国からの補助金も増えるのじゃ。今年は村で使っていた削岩機が壊れてしまい、どうしても補助金がほしい。そのためにも頑張らないねばな。」
小人3「しかし、毎回1位の魔女の村、サンドウィッチタウンはダントツだな。おれらも1位を取りたいものだ。」
小人2「あそこは興すイベントが当たりに当たっています。新企画で外れたことがないんですよ。」
村長「確かに、この前のイベント、アップルパイ祭りは楽しかったのう。」
小人2「村長、行ってたんですか?」
村長「偵察じゃ、偵察。何種類ものパイがあり、酒も飲み放題!さらに、三つ食べるとお土産に一枚つくサービスがあっての。それはもう腹いっぱいじゃったわ。」
小人2「村長だけずるいー。」
小人3「敵地にいって、楽しんだだけか?」
村長「そんなわけなかろう。わしはパイを食いながら、こう思った。アップルパイってアツアツもおいしいけど冷やしてもなかなかいけるんじゃね?とな」
小人2「私はアップルパイそんなんに好きじゃありませんけどね。リンゴは生が一番です。」
村長「わしらの村では冷やしアップルパイ祭りをすれば盛り上がるんじゃないかと。」
小人3「二番煎じじゃん。」
村長「しかし、わしの考えは甘かった。アップルパイを食っていただけに。祭りの途中でなんとパイが飛んできたのじゃ。当然、わしは怒った。なにをしてくれたのかと!しかしな、周りを見てみると、皆の者がパイを投げあっておったのじゃ。そんな中わしだけがもくもくとパイを食っておるのも変なんじゃないかと思ってな。・・・そしてわしも、投げてみた!すると人に当たった!楽しい!これは楽しい!そして気づけば、わしもパイ投げ合戦に参加しておったのじゃ。食べた後に体もうごかす、童心を取り戻し、ただひたすらに投げて当てる。笑顔がそこにあり、みんなが夢中になりパイを投げ合う、祭がそこにあったのじゃ。」
小人2「うわぁ、そんなことしちゃってたんですか」
村長「今思うとなぜあそこまで熱狂していたのかよくわからんのぉ。」
小人2「もしかして、お酒飲み放題だからって酔っ払いすぎてたんじゃないですか。」
小人3「結局、楽しんだだけか。」
村長「そっ、そんなわけないぞ。よし、今から作成会議をしよう。わしらも1位をとるための会議じゃ。」
奥手に入ろうとした時に、白雪姫が駆け込んでくる。
白雪姫「ここで、働かせてください!」
小人2「なんだ一体?」
小人3「こいつは、何者だ?」
村長「まて、慌てるな。わしに任せなさい。」
村長が白雪姫に近づく
村長「美人じゃ!
小人2、3「村長!」
村長「ああ、悪かった。さて、えーと、お前さんは何者かね?ずいぶん、慌てておったようだが」
白雪姫「私は白雪と言います。私はサンドウィッチタウンから来たのです。」
小人2「サンドウィッチタウン!ランキング1位の村から何事です。」
小人3「そういえば、魔女の娘が行方不明だとか、回覧板でのってたな。」
村長「うむ、なにかただ事ではないな、奥に来なさい。話を聞こう。」
白雪姫、村長、小人2.3がはける
サンドウィッチタウン
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