『心もヨシ子なら』
博士と殺人アンドロイド(?)の話
『心もヨシ子なら』
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小道具:紙くず、椅子1〜2個、バナナ?、電気コード 電池
衣装:うさみみ、メイド服、白衣、バナナT、上着(収納用)
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紙くずが散らばった部屋。
明け方、外で鳥がチュンチュン鳴き始めている
博士 「・・・ついに完成したぞ! さあ目覚めよ! 殺人アンドロイドよ!」
スイッチON(ウサ耳左)
アンドロイド、立ち上がり、なめらかに動き出す。
アン 「おはようございます、博士」
博士 「うむ!早速テストだ! お前の名前は!?」
アン 「良子です」
博士 「今日の日付は!?」
アン 「2014年8月20日水曜日」
博士 「今の時間は!?」
アン 「午前5時32分40秒です」
博士 「今日の天気は!?」
アン 「晴れ時々曇り、最低気温●℃、最高気温は●℃」
博士 「うむ。素晴らしい」
アン 「そんなの携帯見ても分かりますよ」
博士 「そ、そうだな。じゃぁ、良子は占いが好きだったし
…今日の私の運勢は!」
アン 「小吉。今日は何もしないで家で寝ていましょう。…微妙ですね」
博士 「ラッキーカラーは?」
アン 「黄色です」
博士 「黄色か」
アン 「博士、何か黄色い物はありますか?」
博士 「あ!バナナ買ってある!!よし!! これで今日は上手くいく!」
アン 「ですね♪」
博士 「よし!顔も良子、見た目も声も良子、思考回路もまるごと良子♪
すばらしい!!」
アン 「炊事、洗濯、掃除、何でもご命令を」
博士 「そんなのはいい!! 復讐を、してもらおう」
アン 「復讐?」
博士 「そう、良子のための復讐だ! お前はただの良子じゃない!殺人アンドロイドなんだ!」
照明切り替わり、暗闇にスポットライト。
場所がズレてて良い。アンドロイドがスポットに入ってくる。
入ってから、
アン 「ガガーーーーン!! なぜ良子にそんな機能付けたし!
・・・ダメ、絶対」
照明戻る。
アン 「ガガガ・・・フクシュウ・・・フクシュウ」
博士 「そうだ!(むふふ)復讐だ!!(むふふ)」
アン 「昨日の授業は132ページから154ページの10行目まででした」
博士 「そうそう。スゴく難しかったよね。ていうか、何の授業だったっけ?」
アン 「数学です。っていうかそれすらも分かってなかったんですか」
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