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カフェでお茶でもしませんか？

『カフェでお茶でもしませんか？』

登場人物
山本　千夏　　女
佐々木　結城　男
店員　不詳　　（男でも女でも可。）

　　　カフェの中　千夏は座って本を読んでいる
　　　店員、コーヒーを持って店の中から現れる

店員　　今日はどのようなお話なんでしょうか？
千夏　　推理小説です。
店員　　おぉ、これはまた。いつもとは毛色が違うのですね。
千夏　　前から少し興味があって。
店員　　興味を持つことはいいことです。では、ごゆっくり。

　　　千夏、目線を本に戻す。店員、店の中にはける
　　　しばらくしてカランカランと店のドアが開く音
　　　結城、店の中に入る

店員　　いらっしゃいませ。一名様ですか？
結城　　はい。
店員　　ではこちらの席へ。

　　　店員、席に案内しようと振りかえる
　　　結城、視線の先に千夏がいることに気づき近づく

結城　　もしかして、山本千夏さん、ですか？
千夏　　…はい？そうですが
結城　　やっぱり！僕、佐々木結城です！
店員　　山本様、お知り合いですか？
千夏　　えっと…
結城　　やっぱり覚えてないか…高１の時同じクラスだったんですけど。
千夏　　高校…あっもしかして…委員長の佐々木くん？
結城　　そうですそうです！
店員　　お二人とも、お知り合いだったのですね。
結城　　ここ、座ってもいいですか？
千夏　　ええ、いいですよ。
店員　　ではお水をお持ちします。

　　　店員、店の中へはけ

結城　　しかし、こんなところで会うなんて。偶然ってすごいですね。
千夏　　そうですね。

　　　少しの間

結城　　…そういえば、店員さん、山本さんのこと名前で呼んでましたね。
千夏　　ここよく利用しているので、覚えられたんです。
結城　　へぇーそうなんですか。

　　　店員、グラスとメニューもってやってくる

店員　　こちらどうぞ。（メニュー渡す）
結城　　（メニューを眺めて）うーん…ブレンドコーヒー、お願いします。
店員　　（メニュー受け取って）かしこまりました。

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