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ベタを探そう！

　ベタを探そう！

　【登場人物】司会（男）
　　　　　　　Ａ・Ｂ
　　　　　　　Ｃ・Ｄ
　　　　　　　Ｅ（男・筋肉質）・Ｆ（男・細身）
　　　　　　　Ｇ（男）・Ｈ（男）・Ｉ（サラリーマン）・Ｊ（老人）

　　　　　　　※シチュエーションごとに一人何役も演じることができます

司会「皆さん、こんにちは『ベタを探そう！』のコーナーです。
　　　司会を務めますのは私○○です。
　　　皆さんは、『ベタ』という言葉をご存知ですか？
　　　物事がありきたりであること、良くありがちであることを示す言葉です。
　　　このコーナーでは、私と一緒に日常に潜む『ベタ』―――
　　　つまり私たちが日頃、ついついやってしまいがちな言動を探しましょう。
　　　そうやって『ベタ』を知ることで、個性的な人間を目指しましょう。
　　　…それでは、さっそくいってみましょう！まず最初はこんなシチュエーションです。」

　　Ａ・Ｂ　登場

Ａ　「実はこの前、北海道旅行に行ってきたんだよね。」
Ｂ　「へぇ〜、北海道。良いね。」
Ａ　「いや〜、良い所だったよ。また行きたいなぁ〜。」
Ｂ　「どこ行ったの？」
Ａ　「時計台とか、函館山。あとは、赤レンガ倉庫だな。」
Ｂ　「ベタだね〜。」
Ａ　「時計台は噂通り、ちょっとガッカリだった。」
Ｂ　「でも、うらやましな〜。」
Ａ　「あ、それでお土産に…はい、『白い恋人』」

　　Ａ　『白い恋人』を取り出す

司会「はい、ここ！」

　　ストップモーション

司会「北海道土産と言えば『白い恋人』。非常に『ベタ』です。
　　　色々珍しいものもたくさんあるのに、散々考えた結果、結局『白い恋人』に落ち着いてしまう。
　　　しかし『ベタ』ではありますが、喜ばれるお土産の一つではありますので、侮れません。」

　　Ａ・Ｂ　退場

司会「ちなみに、同じようなものとしては、京都土産の『生八橋』、
　　　東京土産の『東京バナナ』などが挙げられます。
　　　…それでは次に、こんなシチュエーションです。」

　　Ｃが登場し、エレベーターのボタンを押す
　　少しするとエレベーターが下りてきて、Ｃが乗り込む

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