スペースモモタロー
題名: スペースモモタロー
劇団: 劇団Re:Light
作者: 山上祐輝
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(全チケット収入の一割が5000円に満たない場合は5000円)
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[3]の場合、公演後2週間以内にお支払いください。
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.スペースモモタロー(改訂版)
スペースモモタロー
作 山上 祐輝
・ドクロ坂れいじ(37)『オーガ』役。ホラー大好き。マニアック。
・工藤ワイルドはじめ(27)『ももたろう』役。ハードボイルド好き。
・ヨーダ吉田(35)『SF劇作家』スーツ。
・犬飼みらい(17)/『いぬ』役。アニメ大好き。女子高生。
・ハートキャッチ酒井(42)『ロマンス劇作家』。貴婦人。
・木島冬子(きじまふゆこ)(30)『きじ』役。シリアス大好き。
・猿渡左京(さるわたりさきょう)(15)
『さる』役。推理物大好き。大正時代の少年探偵。
.シーン1 オープニング
シーン1 オープニング
暗転。壮大なSFっぽい音楽。
ヨーダ吉田の声が響く。
吉田「時は2123年。人類は宇宙海賊「オーガ」との最終戦争を迎えていた。人類は最後の切り札、戦艦「ピーチボーイ」を建造し、艦長のモモタローと、3人の部下を乗せ、今、オーガの本拠地へと向かったのである!」
スポット。敬礼をする工藤、犬飼、木島、猿渡。工藤は変な帽子をかぶっている。
スローモーションでドクロ坂が現れる。5人、スローモーションで戦う。
別の場所に舞台裏。ヨーダ吉田が舞台を眺めている。
吉田「よーし。いい感じではじまったぞ。あれ?モモタロー、なんだあの帽子。工藤さん、あれほどだめだっていったのに。」
そこに、ハートキャッチ酒井がやってくる。
酒井「あらあら。またこんな男くさいお芝居をつくってるの?さすがSF劇作家、ヨーダ吉田さん。古臭さがにじみでてるわよ。」
吉田「ハートキャッチ酒井。何しに来たんだ。」
酒井「愛の欠片もない、このスペースモモタローの舞台公演を笑いにきてやろうと思って。」
吉田「お前こそ、いつも甘ったるいありきたりな恋愛ものしか書けない劇作家じゃないか。」
酒井「もともと今回の舞台は、私がやるはずだったのよ。それをあなたが後からやってきて・・・」
吉田「相変わらずめんどくさい奴だな。この世界は実力主義だ。戦いだ。より面白い方が舞台を任されるのは当然じゃないか。」
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