脚本ダウンロードサービス

喫茶今泉

喫茶今泉

店長：男
古川：女
未来：女
レポーター：誰でも（ワンシーンのみ）

　　喫茶店の厨房

古川：だからカレー。
店長：・・・古川ちゃん？
古川：客からの注文。カレーだって。
店長：・・・てかメニューのどこにカレーなんて書いてあるんだよ！ほら。

　　店長、メニューを古川に見せつける

古川：作れないのカレー？
未来：カレーって小学生でも作れんじゃないんだ。作れない人っているんだね。
古川：しかも。喫茶店やってらっしゃるのに・・・。
未来：喫茶店今泉って看板まで掲げてらっしゃるのに・・・。
店長：作れるよ！
古川：じゃあよろしく。
店長：そういうことじゃないんだよ！
　　　カレーとかおにぎりとかメニューの問題じゃない！
古川：おにぎり作れないの！？ひくわあ。ねえミライ
未来：おにぎりってどの工程が出来ないの？
古川：あれじゃないの？具の入れ方がわかんないんじゃないの。
　　　握った後、「あれ、そういえば具ってどうやってこの中にはいるんだ？」
　　　みたいな。
未来：うわー終わってる。
店長：たとえだよ！カレーを仕込みなしで作ったらどんだけ時間かかるか・・・。
古川：意味わかんない。まず仕込ってのが意味わかんない。
店長：そっからかよ・・・もいいいや。出来ないっていってこいよ。
古川：嫌。私、一回いったことは曲げない。
店長：・・・ええと。こいつめんどくせえ・・・。
未来：どうせ店長呼んで来いってなると思うの。
店長：はあ？
古川：そうだよ。最初から店長出た方が効率的じゃん。
店長：お前ら！そんな適当に仕事しているならクビ！

　　　2人がガッツポーズ取ろうとする

店長：・・・とまでは思わないのだが。
未来・古川：ちっ！なんだよ。
店長：そんなことより、あれ。カレーどうにかしないと。
未来：私気づいたんだけど、買ってくれば。
古川：買ってくる？
未来：そこのコンビニで。レトルトのやつ。
店長：そんなこと。
古川：それだあ。ナイスみらい。

暗転

　　2人で店内をのぞいている

古川：超食ってるね。
店長：ああ、超食ってるな。

　　ミライが店内から戻ってくる

1/6

面白いと思ったら、続きは全文ダウンロードで！