演劇・シンデレラ
演劇・シンデレラー

シンデレラー
姉1
姉2
王様
母(マリン)



姉・1「シンデレラー、玄関にだれか来ているようなの、ちょっとみてきてくれない?」

シンデレラー「はい、お姉さま」

と、行って玄関を見てくるシンデレラー

母登場

母「昔々、ある所にシンデレラーという娘がおりました。シンデレラーはいたって普通の娘でしたが、二人の姉はとてもとても内気なのでした。内気な姉達はその性格のせいで働き所がなく、シンデレラーが家計を支えていました。」

シンデレラー「お姉さま、なぜ洗濯をしてくれなかったのですか?」

姉・1「洗濯をするとなると、庭に出ないといけないじゃない。庭に出るということはお隣のコルムナと出会うかもしれないじゃない。そうしたら、挨拶をしないといけないじゃない。でも挨拶をするとなると・・・」

シンデレラー「要するに、コルムナと会うのが恥ずかしかったわけですね?」

姉・1「・・・」

シンデレラー「そして、なんでお姉さまはなぜお料理をしてくれなかったのですか?お仕事から帰ってきた私をまだ」

姉・2「お料理をしようとは思ったのよ?でも、お料理をするにはまず材料がいるじゃない。材料を手に入れるにはお買いものに行かなければいけないじゃない?お買い物に・・・」

シンデレラー「要するに、お店の人と話すのが恥ずかしかったわけですね?」

姉・2「・・・」

母「こんな感じで姉達がやってくれる家事といえば、家の中を掃除することくらいでした。そんなあるとき王様があるおふれを出しました。」

王様がやってきて

王様「私は演劇を見るのもやるのも大好きなのだ!私が今度やる舞台「ロミオとジュリエット」のジュリエトの役を国で一番の適役を探そうと思う。国をあげてのオーディションを行うぞ!そして、私は心も体も美しい妻が欲しい。このオーディションからついでに、私の妻も見つけよう!そうだ!演劇の素晴らしさを国民に知ってもらうため、演劇の基本的な練習着であるジャージを我が国の着物とする。」

王様がさがる

母「これにより国中の娘達はジュリエット役を勝ち取ろうと躍起になりました。当然、シンデレラーもこのおふれを聞きつけました。・・・国民の基本着がジャージになりました。」

シンデレラー「お姉さまこれはチャンスなんですよ!ジュリエット役に選ばれても当然出演料がもらえるだろうし、なにより王様の妻になればこんなニートみたいな生活しているお姉さま達も王妃として扱われるんですからこのチャンスを逃すのはありえません。」

姉・1 2「でもね、シンデレラー、ジュリエット役に選ばれるという事はオーディションに出ないといけなくてね、オーディションに出るって・・・」

シンデレラー「お姉さま達の言いたい事はよーくわかりました。わかりました、ではオーディションには私が出ます!」

姉・1 2「シンデレラー」

シンデレラー「でも、お姉さま達にも出てもらいます!」

姉・1 2「シンデレラー?」

シンデレラー「いいですか、お姉さま達!演劇というのは何も役者だけというものではありません。裏方がいてこその演劇なのです!」

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