2（男：1　女：1　その他：-）

60分

廃校の屋上、女が一人。椎名空、24歳、会社員
片手には封筒が一つ。一歩一歩と柵の方へと近づいていく。
しかし、そこには先客がいた。名前は生田心太朗。自称幽霊が見える男。胡散臭い。
空はいそいそ帰ろうとするが、扉の鍵が壊れてしまう。鍵をあけようとすると余計に壊れ、脱出不能に。
閉じ込められて途方に暮れる空と、まったく動じない心太朗。
一面を青い空に囲まれた密室で、すこし不思議な心が晴れわたるようなことが起きる。
「ねえねえ。見て見て。虹ができてるよ」

はりこのトラの穴の規定に準ずる