あらすじ
高校生のせつなはふと目覚めると不思議な列車、「オモカゲエキスプレス」に乗っていた。彼女は自分がなぜその列車に乗り込んだかを思い出せず、それは同じ列車に乗っていたほかの乗客たちも同じようで_。満天の星空と美しい海の元を走る不思議な列車に揺れるうちに、彼女と同じく記憶を失った乗客たちは、十年前に自身の身に起こった事故を思い出す。ただその記憶を思い出すと同時に、彼女たちは自分たちが抱えていた悩みも同時に向き合うこととなる。
これは、「ないものねだりの人たちが自分と、そして周りの人たちともう一度向き合う」物語。