あらすじ
舞台は、とある岬の先端です。物語は、そこで、宗教団体「デットスピリッツ」が引き起こした通り魔殺人事件の共犯者として指名手配されている、「ミドリカワ・ヒャッキロウ」という人物が、雑誌の記者から特別のインタビューを受けているところから始まります。ミドリカワはこの事件の内幕について雑誌記者に告白していくのですが、はじめは、「アカリノ・ヒノメ」という幼馴染の女の子のことから話していきます。幼少期の彼女との特異な経験について語り終えると、今度は社会に出て看護師になってからの話に進んでいきます。この頃、ミドリカワはデットスピリッツに入信し、教祖の「アラカミ」に心酔していくのですが、ミドリカワが霊能力を開花しはじめた頃に通り魔殺人を唆され、怖れをなしたミドリカワはとある教会に逃げ込みます。そこで彼は、ヒノメと運命の再会を果たすことになるのですが、ここで、ヒノメからも事件を唆すような言動を受け、窮地に立ったミドリカワはある究極の決断をします。しかし、因果の糸からは逃れきれず、遂には思いもよらない事態に巻き込まれていくことになります。
拙い物語作りですが、最後まで読了して頂ければ幸いです。
どうかよろしくお願いいたします。