あらすじ
直近24時間の記憶をエサとする生物『カミブクロ』。その研究所で働いている宮田たちは、夕食チームの代わりに『5日分の記憶』をエサとして提供しなければならなくなる。各々の事情によって記憶を失いたくないバイトたちは誰が記憶を失うべきなのか 押し付け合う。だがその途中、カミブクロを盗もうとした新人の上岡がカミブクロに記憶を全て吸われてしまう。カミブクロは自分のことを上岡だと思うのだが、研究所の規定により、宮田に処分される。
コメディ的な展開がありつつ、最後はホラーで終わる話です。
※連作短編集『クロスワード』に収録されている物語です。この作品だけで完結していますが、連作短編集『クロスワード』全体をご覧いただくことでよりお楽しみいただけます。