あらすじ
配達中、どこからか聞こえる波の音。
不思議な青年と仲良くなった郵便局員。
名前すらわからない青年と、また会う約束をした郵便局員は、数少ない手がかりで再会する場所を見つけ出す。
「夢はあったけど、成長につれだんだんと曖昧になって、今こうやって何となーく局員やってんだ。」
「図々しいけど、僕らの仲でのお願いだ。最後に、ありがとう。」
「まぁ要するに、好きです。」
「君は必ず相手の元へと誰かの想いを、言葉として、物として伝えられるだろ?それをできるのが、僕は凄く羨ましいんだ。」
「また会えるのを、信じます。」
友人、依頼人、手紙。沢山の繋がりで、主人公は自分に価値を見出す。
伝える事ってどれだけ大変ですか。
信じる事ってどれだけ大事な事だと思いますか。
手紙って、とてもかけがえのないものだと思いませんか。
なんでもないただの日常が、不思議に染まりだす物語。