あらすじ
私はただ学校から離れたここでバイトをしていただけなのに
まさか三大お嬢様が揃って来店とは思わないじゃないですか!
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とあるカフェ。
古谷は自分の学校から離れたこのカフェでバイトをしている。
学校から距離があるから知り合いには出会わないだろうと
そういう目論見でバイトをしていた。
古谷の学校には『三大お嬢様』と呼ばれる三人の大人気な女子生徒がいる。
『太陽の使者』一ノ瀬。
『大地の女神』興梠。
そして『氷の女王』神楽坂。
例に漏れず、古谷もこの三大お嬢様は親衛隊に入るほど大好きだった。
ある日、いつものようにバイトをしていた古谷は、どう見ても『氷の女王』としか思えない女性が
超ご機嫌で一人テーブル席に座っているのを見つけてしまう。
どうやら『氷の女王』は誰かを待っているらしい。
まさかそんなはずは無い、と思いつつ眺めているとそこにやってきたのは、まさかの『太陽の使者』だった。