5（男：-　女：5　その他：-）

50分

高校演劇地区コンクール本番、「模試の結果が悪くて絶望する高校生の前に、次々と死神たちが現れて…」というストーリーの劇が上演される。その劇のラストで、主人公が前に出すぎたために緞帳が下ろせないというハプニング。場面が変わり、コンクール終了後の反省会に「演劇部員」５人が集まるが、審査員の講評を読んで不満噴出。というのも、そもそもがワケありで寄せ集められたメンバーだったため演劇部は空中分解、もはや消滅…。しかしなぜか５人は再び参集…？

はりこのトラの穴の規定に準ずる

高校の「部活動消滅（特に文化部）」という状況に対する危機感から創作しました。部員がゼロになって、あるいはごく少数になって、「廃部」となる現実を目の当たりにして、どうにかして部を存続させることはできないものかと思いながら書いた作品です。
劇中で「高校演劇地区コンクール」を演じるというつくりになっています。場面転換が多く、上演するとすれば照明設備がある程度揃っているところになると思います。装置や衣裳、小道具もそれなりに必要ですが、有り物で間に合うかと思います。実際に上演してはいないので、掲載している「上演時間」はアバウトです。