あらすじ
大砂漠の中に取り残されたようにある砂漠の村。村には【守り木】と呼ばれる大木がある。熱い日差しを遮る事のできる守り木の木陰は、村で最も人の集まる場所である。
この村に住む少年アレンはハンナばあちゃんとふたりで暮らしている。
ある日、守り木の近くにある給水塔で水を汲んでいる際、アレンは配給の水をこぼしてしまう。
激怒した村長はアレンの家の水の配給を停止する。落ち込むアレンは日課である守り木の葉っぱ集めの際に疲れて寝てしまい、目覚めると謎の声がアレンに語りかけてきたのだが……
大国に挟まれた砂漠の村を舞台に、守り木や水をめぐる争いを描くファンタジー作品。