名古屋市東文化小劇場

聖霊高校演劇部

7（男：-　女：7　その他：-）

30分

CELL １．細胞　２．小部屋　個室
大きな全体の中の、一つの細胞でしかない自分。
仮面を外して自分自身になれるたった一つの場所である、自分の部屋。
皆が当たり前のように調和を取って生きる世界に違和感を感じた時、全てが崩れ始める。

はりこのトラの穴の規定に準ずる
追記
高校演劇の大会での使用については所属団体の規定に従って下さい。

例年の夏の大会がコロナで飛び、やっと開かれた秋の発表会もマスク・フェイスシールド着用という条件でした。それだと普通の劇をやっても異様な感じになりそうなので、考えた末、もとから異様な内容の劇なら逆に違和感がないだろうという結論に至り書きました。キャストは全員マスク（一人は能面）をつけ、主人公以外の台詞は全て音響で入れ、主人公の台詞はマスクを外してアクリル板の部屋の中でピンマイクを介して流します。コロナ対策万全の劇ですが、内容はコロナと一切関係ない抽象劇です。
ほとんどの台詞を音響にすることで、表情と台詞の中身をずらしたり、台詞にエフェクトをかけたり、タイミングをそろえたりということがとてもやり易くなっています。普通にやるより不気味な雰囲気が出て、かえって良かったです。色々試すと面白いと思います。