あらすじ
山の中、タイムカプセルを埋めるため穴を掘り続ける少女ハナ。
遅れてきた友人ウメはタイムカプセルに埋める手紙を忘れてきてしまい、再びハナは一人になる。
そこに現れたのはロープを手に持った女子サキ。彼女にイヤな気配を感じたハナは声をかけるも、のらりくらりと避けられてしまう。
彼女の誘導のまま穴で寝ていると、フキという少女が歌いながらやってくる。
彼女の唐突な行動により、事態は思わぬ方向へ。
「一人の時も必要だけど、一人じゃないときも必要なんだ」
心に空いた穴。日常の中の苦しみ。生と死。
【あの日々】に溜め続けたものを、今なら見つめられるのかもしれない。