あらすじ
どこかの山の小屋の中。
その小屋には巨大な虫籠があり、巨人に飼われた人間が入れられている。
加藤、理恵、牧野そして、今は病気で寝込んでいる細川は、それぞれ山を散策中に巨人に捕まり、ペットにされ籠に入れられたのだった。
ある日、新たに捕まった新井がやってくる。
「これから、どうするんですか?」
戸惑う新井に、他の者達は、
「ペットらしく。可愛がられるように」
と、巨人に気に入られ、飽きられないように可愛いペットを振舞うよう教える。
籠の中で飼われて、餌を待つだけの人間たち。
それを眺める巨人。
それは籠の中のある日常。