あらすじ
今から1〜2年先の雨の日の続く首都圏。
フツーの大学生城ヶ崎誠士の部屋に、親友(≒悪友)2人が押しかけて勝手に居座ってしまい、騒がしい共同生活が始まる。
……だが、もう1人、彼の部屋には同居人がいた。誰にも知られず、誠士よりも前からこの部屋にずっといる、「彼女」が。
やがて姿を現した「彼女」が誠士達3人に告げた“お願い”とは…。
若く(青臭さすらある)まっすぐな3人のお兄ちゃん達が贈る
「青春無駄遣いグラフィティ」。
そして、かつて幸せだった女の人が純粋に紡ぎだす優しさが、
時に温かく、時にせつなく彼らを包んでゆく。