あらすじ
人間と鬼が共存している世界。80分のファンタジー。最終的にだいたい死ぬ悲劇。一部殺陣あり。
全員女性でも可。
読み合せ用に組んだ脚本なので声劇・読み合せ用に。
【登場人物】
カホ(16)女。人間と鬼と間に生まれた少女
マサキ(16)男。人間の少年
ミサキ(16)女。人間の少女。カホの友人
キリ(18)男。人間と鬼の混血種。カホの幼馴染の少年
カンナ(24)女。鬼の男。カホの腹違いの兄
コハク(18)女。鬼の少女。カホの家庭教師
ルリ(18)女。鬼の少女。コハクの友人
タエ(27)女。鬼の女。カホの世話係
人間たち
【あらすじ】
かつての日本を模したような里が点在する、ここではないどこかの世界。
そこには、人間とそこから派生した「鬼」と呼ばれる種族が生きている。
人間の里から鬼の里へ移り住んだ少女カホは、鬼でも人間でもない自らの出自について悩んでいた。
鬼の兄・カンナは唯一の肉親であるカホを溺愛しているが、混血だという事実は周囲に隠し続けている。
鬼の里に自分の居場所はないと感じている彼女は、昔暮らしていた人間の里への思いを募らせ、夜中に屋敷を抜け出してしまう。
人間の里と鬼の里。争いあう二つの境界線付近に近づいてしまったカホは、同じように迷い込んでしまった人間の少年・マサキと出会う。
久しぶりに出会えた人間に喜ぶカホ。
彼女を警戒していたマサキだったが、カホの明るさや優しさに触れ、二人は恋に落ちていく。