あらすじ
売れない小説家、坂尾登の書いた小説「ダン・アレックス殺人事件」その内容とは・・・
イタリアからの移民として幼い頃アメリカに渡り、一代で芸能ファミリーを築いたダン・アレックス。
彼がリメイクしようとしているMGM映画「哀愁」。ダンの屋敷内でその配役の発表の時、停電が起こり、暗闇の中でダンが何者かに射殺された!
犯人はこの中にいる! 一族は警察を呼ばずに犯人を突き止める為、私立探偵を呼ぶ、その名はクリップ・マーロン。
クリップはダン一族のひとりひとりを取り調べ、鋭い推理で事件の謎を解明していくのだが、やがてそこに隠されていた作者登の切ない恋の真相が暴かれて行くのだった・・・