あらすじ
町を潤す産業もなく,人口減と財政難に悩む,とある地方都市が決断した
苦渋の選択「核のごみ」の受け入れ。
そうしてできた「核のごみ処理場」に社会見学に来た小学生が体験する
不思議な出来事…
「自分たちのまちの未来を考える」といったテーマの
小学校の学習発表を見学しました…。
小学生だから,やむを得ないところはあるものの
町の現実へのリサーチを欠いたまま,
採算を度外視した大型商業施設の誘致や,
効果を過大に見積もった振興策などの無邪気な提案を満足げに発表する子どもたちと,
それを手放しで褒める大人たちの姿勢に違和感を感じて
ネガティブな要素からも目をそらさずに,未来の担い手として
現実的で建設的な「故郷の将来像」を描ける子どもたちに育ってほしいという願いを込めて書きました。
その他
先に公開した「天使の羽根のマーチ」の,
事情により公演時にカットした台詞を追加したオリジナル版です。
変更はわずかで,ストーリーは同内容ですが,
分かる方にはニヤリとしていただけると思います。
同名の合唱曲に着想を得て作りましたが,内容には関連性はありません。
メインテーマは,子どもたちへの
「次代の担い手として故郷の将来をしっかり考えよう。」
「同じ物事でも,人により立場により受け取り方は違う。それらをふまえて自分と同じように他者を尊重する姿勢をもとう。」
というメッセージです。
個人的には反核,脱原発を支持しますが,それをねらって書いた脚本ではありません。
もし上演してくださることがあれば,当サイト経由でかまいませんので連絡をいただけるとうれしいです。更に上演時の映像などがあればぜひ拝見したいです。もしよろしければご提供お願いします。