初めまして。最後まですんなり読めて、素敵な内容だったと思います。
ただ、折角良いお話なのに、あっさり流れたかなという気がして勿体無いです。人物の入れ替わりも激しいですし、場面があっちこっちいってしまうので、読んでいる分にはいいのですが、実際に舞台に上げると落ち着かないと思います。
会話劇になってしまっているので、もっと一つ一つの場面をじっくり見せるような奥行きが欲しいです。
あと、作中で「知子登場」とありますが、実際にキャストを使って登場させるより、
一言二言の声のみの出演か、会話上に出てくるだけで実際に出さない方がいいんじゃないでしょうか?
あとこれは個人的な好みの問題ですが、ラストの二人の長い独白はいらないと思います。それこそ小説なら胸打つ台詞なのですが、舞台上で役者が自分の感情を長々と語ると、観ている方は興醒めしてしまいます。そういう切ない感情を演技で充分お客さんに見せてからあの咲子の台詞で終わると、じーんとした余韻が残って非常にイイ感じになると思うのですが…。
全体的に小説っぽいので、もっと舞台的になるよう工夫して頂きたいです。そうすればもっと面白くなると思います!これからも執筆頑張って下さい。
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