朗読+ピアノ「ガード下のキューピット」
−ニューイヤーバージョンー
ガード下のキューピット(ニューイヤー版1月7日)
(お願い)
このバージョンは、お正月バージョンです。
クリスマスバージョンをお正月に書き換えたものです。
できれば、クリスマスバージョンからお読みください。
アップしています。すいません。
役柄 プロフィール 実際に演じた人
●ガード下の占い師・諸星さん (65歳・男・うさん臭い) /森 さん(男60代)
◎桜田純 (35歳・男・会社員・女っぽい) /福島さん(男30代)
○小林メグミ (30歳OL・男っぽい) /町野さん(女30代)
■札幌の占い師・マーサ山本 (59歳・デビ婦人イメージ) /山下さん(女50代)
★脚本・音楽 /オグリエイタ(僕)
(この脚本は朗読劇を想定しています。
基本的には、舞台でこの脚本を読みながら、少し動きを入れて演出もします。
音楽はピアノが入ります)
シーン1
★音楽スタート
(舞台中央のイスに、占い師一人)
● 今日で5月も終わり。いつもと変わらない、ひと月だった。何千何百もの酔っ払いが毎晩、私の前を通り過ぎ、
そのうちの何人かが、私の前に座る。恋の話、仕事の話、家庭の話、どれも、たわいない相談ばかりだ。
このガード下に座り続けてもう、随分と月日が流れる。雨の日も、風の日も、よく座り続けてきたものだと思う。
● 明日からは6月。6月といえばジューンブライド。結婚式の多い月だ。今年65歳になる私でも、どこかウキウキして、
何かが始まりそうな…そんな予感がする。しかし、それは「予感」ではなく、
◎(途中で、小さめに)すいませーん。(純、舞台に登場、占い師の右に座る)
●「期待」なのかもしれない。
◎(大きめに)すいませーん。
★セリフ同時で音楽終わる
●(威勢よく)あ、いらっしゃい! 何にしましょう?
◎おじさん、八百屋か、魚屋みたい。
●安くしとくよ。5月最後のキャンペーン。
◎おじさん、変。全然、占い師っぽくない。
● まあ、座って、座って。手を出して。
◎ じゃあ、恋愛運をお願いしまーす。
● はいはい。えーっと…。ほー。なるほどなるほど……。それにしても、きれいな手をしとるな、お兄さん。
◎ (照れながら)えー、わかります? うれしい。
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