君と私と雨の下

(きみとわたしとあめのもと)
初演日:0/0 作者:伊藤 和流
『君・私・雨の下』


キャスト  玲
      智




   夕方。町外れの公園。
   昼過ぎからぱらついてきた雨は、本降りになって
   きていた。
   そんな中で一人佇む少女がいる。
   少女は悲しげに俯いたまま、左腕を見つめている。
   腕からは赤い液体が流れ、雨に溶けていった。
   制服も髪も水を被ったように濡れ、
   地面にはナイフが落ちていた。

   そこへ、別の少女が駆け寄ってくる


智 「玲」


   虚ろな目で振り返る少女。さっと、左腕を手で隠す


智 「ここに…いたんだね」


   智は少女に歩み寄ると傘に入れてあげる


智 「こんな雨の中で、傘も差さずに何やってるのさ」
玲 「何も…」


  曖昧な答えを返す玲。
  智はふと視線を玲の腕へ落とす。
  右手で押さえた腕から、かすかに赤いものが見える
  さらに、地面を見ると、カッターナイフが落ちていた



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