クラウン
あるいは笑いの仮面

クラウン〜あるいは笑いの仮面〜


◆CAST

 クラウン  ピエロ   :男
 リネット  踊子    :女
 老人    ジプシー  :不問
 団長    曲馬団の団長:男
 ジョー   曲芸師   :男

 踊子A         :女
 踊子B         :女
 団員A         :男
 団員B         :男
 団員C         :男

 ナレーター       :不問

◆時  100年ほどの昔  ◆季節  秋〜冬
◆場所  イギリスの田舎あたり

 ドラマリーディング(朗読劇)用に書いたものですが、
 アレンジすれば舞台劇としても上演できます。


ナレーター 昔々、ある曲馬団にクラウンというピエロがいました。
      ピエロというのは、おどけて人を笑わせるのが仕事です。
      けれどもクラウンは何故だかとても泣き虫なのでした。

      花が咲いても泣きました。
      花が散っても泣きました。
      風に流れる雲や、空の青い様子。大きな樹、歌う小鳥。
      クリスマスの粉雪や、静かに暮れて行く春の夕暮れ・・・・
      とにかく何を見ても感じても、クラウンの深い茶色の瞳からは
      ぽろぽろと涙がこぼれ落ちるのです。

      それでおどけられないピエロだと言って、お客さんは怒るし
      曲馬団の仲間はバカにするし、団長からはひどく叱られるのでし
      た。

       クラウンを嘲笑する、人々のコロス

人々    やーい クラウン! 泣き虫ピエロ!
      笑いを忘れて 叱られて
      汗かき べソかき また泣いた(笑)

       曲馬団のテントの裏。
       激怒している曲馬団の団長とクラウンに
       明かりが入る

団長    クラウン!一体どういうつもりなんだ、今日の舞台は!!
      全くいつもいつも泣いてばかりいて。
      お前はピエロなんだぞ!わかっているのか?!
      おどけられないピエロなんぞ、ここには必要ないんだ!

クラウン  でも・・・団長さん、ピートが死んでしまったんです。
      おいぼれ馬のピート・・・・
      あいつは僕のたった一人の友達だったのに。
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