タイムカプセル

(たいむかぷせる)
初演日:2002/8 作者:スラッシャー松井
タイムカプセル
作/スラッシャー松井

◆登場人物◆
男 2人 / 女 4人

岡崎マサル(男)
海野ケンゾー(男)
松原トモヨ(女)
辻アキラ(女)
葛西ジュンコ(女)
山之上チサト(女)

●プロローグ●
 山間にたたずむとある中学校。この中学校の体育館に一人の男の影が見える。男は懐かしそうな、それでいて少し寂しそうな表情を浮かべ体育館を見回している。まるで、久方ぶりに訪れた我が母校を見るように・・・。やがて人の気配を感じ取ったのか、後ろを振り向く。誰かがこの体育館にやってくる。懐かしい足音と共に。
 体育館は静寂に包まれた。男の姿もどこかに消えていた。足音はだんだん近づいてくる。今日の同窓会のメンバーが一人、到着したようだ。



●第一場●
 太陽が西の空に落ち始めた。辺りはゆっくりと茜色に染まってきている。
 とある学校の体育館。築数十数年は経っているのであろう、ところどころガタがきている。右の壁には体育用具をしまうための扉。正面の壁の左端に体育館の出入り口がある。床には様々な運動競技に対応できるよう、色々な色の線でコートが書かれている。体育館の隅には、おそらく前に使った人がしまい忘れたのだろう、バスケットボールが一つ転がっている。
 だだっ広い体育館にボールの弾む音が聞こえる。何やら、バスケットボールで遊んでいるヤツがいる。辻アキラだ。

辻   「あ〜、久々に動いた〜。やっぱりいい運動になるわねバスケは。」

 辻、その場に座りこみ、そのまま寝転がる。

辻   「疲れた〜。普段運動してないのがわかるわね〜。身体がギシギシいってるわ。これからは、少しジョギングでもしようかな・・・。」

 体育館の天井に、一つだけ切れている電球がある。辻、それに気づき・・・。

辻   「あ、あそこの電球、切れたまんまだ・・・。」

 辻、腕時計を見ながら。

辻   「はぁ、それにしてもみんな遅いな・・・。忘れちゃってるのかな・・・。そうだ!!電話してみるか!」

 辻、立ち上がって自分の荷物が置いてあるところに行く。荷物の中から、携帯電話を取り出す。

辻   「(携帯電話をいじりながら)だめだ、ここ電波悪いな・・・。」

 電波状況のいいところを探すが・・・。

辻   「外でかけてくるか。」

 辻、去る。しばらくして葛西が入って来る。

葛西  「おはようございます!」

 当然、誰からも返事は返ってこない。入り口に突っ立ったままの葛西。

葛西  「どなたかいらっしゃいませんか〜?」

 ノーコメント。葛西、体育館の中へ入っていき・・・。

葛西  「おかしいな・・・。みんなまだ来てないのかな・・・。(荷物を見つけて)あ、誰か来てる!」

 葛西、荷物に近づきしげしげと見る。

葛西  「よかった。覚えてたの私だけじゃなかったんだ。誰が来てるんだろ。トモヨかな?アキかな?それとも・・・ま、いいか。」

 葛西、体育館を眺め回す。

葛西  「久しぶりだなぁ〜・・・。(何かに気づき)あ、あそこの電球切れたまんまだ。」

 ふいに、携帯電話の音が鳴る。葛西、自分の携帯電話にかかってきてることに気づき、自分の荷物の所へ。しかし、時すでに遅し。切れてしまう。

葛西  「切れちゃった・・・。誰からだろう・・・?」

 作業着を着た岡崎が入って来る。

岡崎  「うぃ〜〜っす!!」
葛西  「あ、用務員さん!!ちょっと、荷物お願いします。」
岡崎  「よ、用務員!?ちょっとあんた!!」

 葛西、去る。

岡崎  「何か勘違いされてたぞ俺。・・・まぁこんな格好じゃ、間違われても仕方ねえか。」

 岡崎、辺りを見回す。

岡崎  「それにしても誰も来てねえな他のヤツら。今日が同窓会の日だってこと忘れちまってるんじゃねえのか?ったく、仕事ほっぽりだしてこんな山奥くんだりまで来たってのによ。誰も集まってないんじゃ来た意味ね〜よ。」

 岡崎、床に寝転がる。

岡崎  「はぁ〜疲れた。仕事終わってから車ぶっ飛ばしてきたからなぁ。エコノミー症候群にならなくてよかったぜ。」

 思い出にふける岡崎。

岡崎  「あ、あそこの電球切れたまんまだ。いい加減取り換えろよ。・・・変わってね〜な〜この体育館。絶対台風で吹き飛ばされると思ってたけどな〜。まだ残ってやがった。・・・雨の日なんか部活どうしで体育館の取り合いとかしたっけ・・・。」

 間。

岡崎  「酒井とか大沼は、今日来ね〜のかな・・・。」

 岡崎、ポケットから携帯電話を取り出す。

岡崎  「うわ!!ここ圏外じゃん。何だよ使えねえな、大沼とかに連絡しようと思ったのによ。」

 松原、体育館の入り口から顔を覗かせる。岡崎は気づかずに寝転がったまま。

岡崎  「そう言えば、校歌ってどんなんだっけ。中学校の頃は真面目に歌ったことあんまりなかったからなぁ・・・。たしか、緑鮮やかに〜・・・何かちがうな・・・。」
松原  「碧萌え 河は澄み 空は果てなく蒼く でしょ?」
岡崎  「おお、誰かと思ったよ。・・・久しぶりだな。」
松原  「久しぶり。卒業式以来だね。岡崎君。」
岡崎  「卒業式以来だよな。・・・え〜っと、佐久間・・・じゃなくて石野?」
松原  「誰よ石野って。岡崎君、私の名前忘れたの?」
岡崎  「だから石野だろ?・・・違うの?」
松原  「石野って昔の彼女か何かの名前でしょ。松原よ!松原トモヨ!」
岡崎  「松原・・・ああ・・・ああ!!思い出した!!」
松原  「忘れてたのね・・・。」
岡崎  「バレー部の松原だろ!?あの仕切り屋松原。」
松原  「私、そんな風に呼ばれてたの!?」
岡崎  「うわ〜、変わってないな〜お前。」
松原  「変わってないのに、何で間違えるのよ!大体、そっちこそ全然成長が見られないんだけど。それにしても何なの?その服装?」
岡崎  「何だよ、俺がこんな格好しちゃ悪いのかよ。」
松原  「そうは言ってないじゃん。」
岡崎  「仕事着だよ。仕事着。」
松原  「何の仕事してるの?」
岡崎  「何でもいいだろ。」
松原  「あ、わかった。用務員でしょ!」
岡崎  「ちげ〜よ!!トラック業だよ!!」
松原  「トラック業?」
岡崎  「運送屋だよ、運送屋。お前こそ何の仕事してるんだよ?」
松原  「え?私?知りたい〜?」
岡崎  「ズッケー!俺だってちゃんと言っただろ!」
松原  「どうしようかな〜、教えようかな〜♪」
岡崎  「・・・じゃあ別にいいよ。そこまでして知りたいってワケじゃないし。」
松原  「何よそれ!?ムカツク〜。」
岡崎  「んなことより今日の同窓会のこと覚えてるの、俺とお前と、そこに荷物置いていったヤツだけか?少なすぎるんじゃないの?」
松原  「よかった〜。岡崎君と二人きりじゃなかったんだ〜。」
岡崎  「自惚れるなよ、このアホ。こっちだってお前と二人きりなんてゴメンだね!」
松原  「アホで悪かったわね!!このへたれ用務員!」
岡崎  「アホに言われたくないね!大体、アホだったらアホらしく鼻水の一つでも垂らしてろ。このアホ。」
松原  「鼻水垂らすのは岡崎君でしょ!川上さんにフラれて泣きながら鼻水垂らしてたくせに。」
岡崎  「あれはフラれたんじゃありません〜。アレは別の事情で泣いてたんです〜。」
松原  「結局泣いてたんじゃん。この弱虫。」
岡崎  「・・・このブサイク!」
松原  「あ、反撃できないもんだから逃げた。」

 体育館の出入り口のところから、女が顔を出している。岡崎と松原は気づいていない。

岡崎  「口が悪い、顔が悪い、性格も悪い。救いようがねえよ!!」
松原  「口が臭い、顔が濃い、性格はもっと濃い人よりはいいと思いますけど・・・(女に気づいて)あっ!」
岡崎  「え?(松原が見ている方向を見て)おっ。」
松原  「久しぶり。」

 松原、女の方に歩み寄る。女、何も言わずに去る。

松原  「ちょっと・・・。」
岡崎  「何だあいつ・・・。」
松原  「・・・・・・。」
岡崎  「お前、何かしたのか?」
松原  「ううん。別に何も。久しぶりって言っただけ・・・。」
岡崎  「じゃあ、何で逃げるんだよ?」
松原  「知らないわよ。」
岡崎  「久しぶりに会ったお前の顔が、あまりにも醜くなってたもんから見てられなかったんじゃないの。」
松原  「違うわよ。岡崎君の顔にピンときたのよ。多分、警察に通報しに行ったのね。」
岡崎  「はいはい。面白くない。面白くない。」
松原  「実はその服、囚人服でしょ?」
岡崎  「どこから見ればそうなるんだよ!仕事着だって言ってるだろ!運送屋だよ、運送屋!!」
海野  「"うん。そうや。"」

 海野、いつの間にか体育館の中に入ってきている。凍りつく時間。

海野  「あれ?面白くなかった?」
松原  「・・・え〜と。」
岡崎  「・・・どちらさまで?」
海野  「あれ?僕のこと覚えてない?3年のとき、松原さんと一緒に学級委員をやったハズなんだけど・・・。」

 岡崎、松原、頭の中で高速処理中。

岡崎  「もしかして・・・委員長!?」
松原  「うそ!?海野君!?」
海野  「よかった。覚えててくれた。久しぶり、松原さんも岡崎君も変わってないね。」
松原  「"も"ってどういう意味よ?」
岡崎  「どうしたんだよ委員長。スーツなんか着てきちゃて。」
海野  「8年ぶりにみんなに再会するんだから、キチンとした格好で行った方がいいかなと思ってさ。」
岡崎  「マジで委員長なの?変わったな〜、全然わからなかったよ。」
海野  「昔はメガネをしてたからね。今はコンタクトにしたんだ。」
松原  「見違えちゃったんだけど。」
海野  「松原さん、少し背が伸びたんじゃない?」
岡崎  「お、いいところに目をつけたな委員長。だけど少し違うぜ。こいつはな、縦に伸びたんじゃなくて、横に伸びたんだ。」
松原  「何言ってるのよ。岡崎君なんてねえ、アル中なのよ。」
海野  「ははは。2人とも前途多難だね。」
岡崎&松原「2人とも!?」
松原  「でも、月日の流れってのは、こうも人を変えちゃうもんなんだね。中学生の海野君てさ"キテレツ大百科"のベンゾウさんみたいだったもんね。」
岡崎  「そうそう。こいつ実は30過ぎてるんじゃないか、みたいなナリだったもんな。」
松原  「30は言い過ぎ。」
海野  「僕、そんなにフケてたかな・・・。」
松原  「フケてたって言うか、何かモッサリしてたのよね。でも、今の海野君の方が断然いいよ。」
岡崎  「委員長、彼女いるの?」
海野  「え?」
岡崎  「どうなの?いるの?ボイン?」
海野  「う〜ん・・・。気になってる人はいるけど・・・。」
岡崎  「お!委員長にも春が来た!!」
松原  「どこの人、どこの人!?」
海野  「日本の人だよ。」
松原  「そうじゃなくて、どういう関係の人かよ。隣の家の奥さんとか、テレクラで知り合った人とか、色々あるでしょ?・・・・・・何よ、その目。」
海野  「松原さん、そういう恋愛がしたいの?」
松原  「ち、違うわよ!例えよ、例え!」
岡崎  「だってコイツの今付き合ってる彼氏、妻子持ちだぜ。」
松原  「違うわよ!」
海野  「スリリングだね、松原さん。」
松原  「そんなわけないでしょ!!変な噂ばらまかないでよ!!」
岡崎  「まぁ、そんなリスクを犯してまで、こんなのと付き合うヤツもいないと思うけどね。」
松原  「あら、ご愁傷様。私の魅力に気づかないなんて、とことん目が無い人ですこと。」
海野  「どうでもいいけど―――」
松原  「どうでもいいですって!?」
海野  「ああ、ごめん。今日来てるのって、ここにいる3人と辻さんだけなのかな?」
松原  「ああ、辻さんも来てるの?」
岡崎  「マジで!?どこにいるの!?」
海野  「わからない。さっきここに来る時に、電話しているのをチラッと見ただけだから。」

 そうこうしているうちに、遠くの方から辻と葛西の声が聞こえる。

辻   「あははは!!私たちバカみたい。やってらんないよね。」
葛西  「まさか、電話の相手が同じ校舎内にいるなんて思わなかったよ。」
辻   「ここに来てるなら来てるって言ってよ。学校にいるって言うから大学にいるのかと思っちゃったよ。」
岡崎  「おーーー!!アキラ久しぶり!!」
辻   「あ、岡崎君来てたの!?」
岡崎  「何だよ、来てちゃいけないような言い方だな。」
辻   「そんなことないよ。」
松原  「"すずめ"来てたんだ〜。来てるなら連絡してよ。」
葛西  「ごめん、トモヨ。ずっとアキと電話してたからさ。」
岡崎  「ようっす!すずめ。」
葛西  「あ、さっきの用務員さん。」
岡崎  「用務員じゃね〜っての。」
辻   「岡崎君だよ。覚えてない?」
葛西  「ほえ・・・・・・・・?」
辻   「ま、時が経てば思い出すでしょう。」
松原  「こんな濃い顔を忘れるなんて、すさまじい記憶力ね。」
岡崎  「ブサイクに言われたくない。」
辻   「ねえ岡崎君。向こうのスーツの人は・・・?岡崎君の友達?」
海野  「久しぶり、辻さん。」
辻   「え?あ、ど、どうも・・・。」
岡崎  「動揺してる、動揺してる。」
葛西  「久しぶりですね。」

 間。

松原  「あ、すずめこの人が誰だかわかったの?」
葛西  「ううん。挨拶しただけ。」
岡崎  「ますます磨きがかかったな、すずめの天然パワー。」
辻   「ひょっとして・・・委員長?」
葛西  「組長?」
岡崎  「耳、腐ってるのか!?」
辻   「うそ!?委員長なの?あのベンゾウさん!?」
海野  「何て返事していいやら・・・まぁ、そのベンゾウで委員長の海野です。」
松原  「見違えちゃったよね。あの海野君とは思えないよ。」
岡崎  「委員長とは打って変わって、お前らは全然変化ね〜な。」
辻   「岡崎君だって変わってないよ。それよりもその服どうしたの?まさかホームレス?」
松原  「用務員の次はホームレス・・・。」
岡崎  「うっさい!!これのどこがホームレスなんだよ!?作業着だよ作業着!」
辻   「作業着・・・ってことは岡崎君就職したの?」
岡崎  「まあね。」
辻   「うっそ〜!信じられな〜い!!絶対、ダンボールハウスで生活すると思ってたもん。」
岡崎  「何でそうなるんだよ!!」
辻   「で?何の仕事やってるの?」
海野  「意外なものだよ。」
辻   「意外なもの?」
葛西  「あーーーーーーー!!!!!」
岡崎  「なんだなんだ!?」
辻   「うるさいわね、あんたは!」
海野  「耳が・・・。」
松原  「びっくりした・・・。どうしたの、すずめ?」
葛西  「わかった!!」
松原  「お、すごい!岡崎君の職業わかったの?」
葛西  「岡崎君だよね!!」

 間。

岡崎  「さっきからそう言ってるじゃねえかよ!!」
葛西  「この用務員さん、誰かに似てると思ってたんだ。岡崎君か〜。久しぶり。」
岡崎  「・・・おお、久しぶり・・・。」
松原  「テンポ崩されるわね〜。」
辻   「それで、何なの?その服装は?」
岡崎  「ああ、トラック業。運送屋だよ。」
辻   「お似合いじゃない。」
岡崎  「そう言うお前は今何やってるんだよ。」
辻   「私?」
岡崎  「スッチーになるとか言ってなかったっけ?」
葛西  「うそ?アキ、スチュワーデスなの?そんな話聞いてないよ!?」
辻   「なれるもんならなりたかったわよ。でもダメ。倍率が半端じゃないのよ。それに身長制限もあったしね・・・。」
海野  「今は何をやってるの?」
葛西  「フリーターでしょ。」
辻   「ちょっと、先に言わないでよ。」
岡崎  「スチュワーデス目指すヤツがフリーター?」
辻   「でもただのフリーターじゃないわよ。年収300万!」
海野  「そんなに稼いでどうするの?」
辻   「世界を旅行するのよ。」
岡崎  「海外旅行するためにバイトしてるのか。」
葛西  「今度はヨーロッパに行くんだよね?」
辻   「もう、何で先に言っちゃうのよ。」
海野  「ヨーロッパか・・・いいね。」
岡崎  「今までどこに行った?」
辻   「え〜とねぇ・・・ボリビアでしょ、あとはモロッコ、ネパール、ホンジュラスにブータン・・・。」
海野  「すごいね。そんなに行ったんだ。」
松原  「ねえ、すずめ。他に誰かと一緒に来た?」
葛西  「ううん。一人で来たよ。」
辻   「ねえ岡崎君。そう言えば、江原先生ってどこにいるの?」
岡崎  「え、エバっち?今日来てるの?」
辻   「知らないよ。岡崎君見なかった?」
岡崎  「俺は見てないな。お前は見た?」
松原  「ううん。」
海野  「僕も。」
辻   「じゃあ江原先生来てないの?」
松原  「すずめは見てないよね・・・。」
葛西  「何を?」
岡崎  「おいおい、この同窓会の発案者が来てなくてどうするんだよ。エバっちのやつ、本当に何年経ってもいい加減なヤツだな。」
海野  「この同窓会の発案者、江原先生だっけ?」
辻   「そうだよ。卒業式の日に、江原先生がみんなを集めて言ったじゃない。"8年後の8月31日にまた会おう!"って。」

 うなずく一同。

辻   「でも、何で今日なんだろ?」
岡崎  「ヤツの誕生日だからだろ。」
松原  「思い出した!たしかにそんなこと言ってたわね。」
辻   「新学期が始まると必ず新学期の挨拶と"先生、誕生日おめでとうございます"って言わせるのよね。」
岡崎  「エバっち、よほど寂しかったんだろうな。」
海野  「今日が江原先生の誕生日ってことは、みんな江原先生への誕生日プレゼント持ってきた?」
岡崎  「・・・忘れた。」
辻   「・・・忘れた。」
松原  「・・・忘れた。」
海野  「僕も忘れた。」

 一同の視線が葛西に集まる。第三者を見る葛西。

他4名 「あんただ、あんた!!」
松原  「この様子だと、すずめも持ってきてないわね。」
岡崎  「誰か事前に知らせてくれよ。」
海野  「誰も覚えてなかったんだろうね。」
葛西  「私、江原先生への誕生日プレゼント持ってきたよ。」
岡崎  「うそ!?」
葛西  「本当だよ。」
辻   「やるじゃん、すずめ!」

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