源さん〜分校の春〜
 源さん〜分校の春〜  中島清志 作

〔あらすじ〕今年限りで廃校となる○○分校に1人で生活しながら警備員兼食堂調理員をしている門脇源三郎、通称「源さん」。母親の再婚に反発して家出している雅美とは、隠された関係があります。激しく雨が降ったある晩、雅美は源さんの元に泊めてくれと言って現れますが・・・

〔コメント〕暗いよ〜。 

〔上演時間〕45分くらい?

〔キャスト〕♂1人 ♀5人             
                          
♂ 門脇源三郎(○○分校警備員)           
                      
♀ 恩田陽子 (○○分校教員)            
                        
♀ 中村幸枝 (○○分校長)             
                       
♀ 香川雅美 (○○分校3年生)           
                         
♀ 佐竹由利 (○○分校3年生)           
                        
♀ 千草真帆 (○○分校3年生)           

開幕 ○○分校食堂である カウンタ−の向こうでは門脇源三郎、黙々と調理している カウンタ−の向こうは狭い調理室で、さらにその奥に通じる扉があるが、源三郎はそこに住み込んで警備の仕事をしながら、食堂も経営しているのだ そこへ恩田陽子が入って来る       
                                     
 陽子「すいません。」                               

源三郎「なんじゃ、まだ授業は終わっとらんで。」                   

 陽子「いえ、その・・・」                            

源三郎「ちょっと、こっちに来てみい。」                       

 陽子「は、はあ・・・」                             
                                       
陽子、戸惑いながらカウンタ−の前までやって来る                   
                                     
源三郎「なんじゃ、お前は?耳には着けとる、化粧は濃いい、スカ−トは短い。一体学校にどがあな服装で来とるんかいの。」                        

 陽子「あのう、私生徒じゃありませんから。」                    

源三郎「当たり前じゃ。なんぼわしがもうろくしとる言うても、そがな服着た生徒がおるわけなかろうが。」                                

 陽子「は、はあ・・・」                             

源三郎「どこの世界にあんたみたいに年くうた高校生がおろうかい。のう、別嬪さんや。」 

 陽子「あのう、私・・・」                            

源三郎「わかっとる。あんたあ、新しく来た先生さんじゃろう?」            

 陽子「新任の恩田です。」                             

源三郎「わしゃあ、警備員の門脇じゃ。」                       

 陽子「よ、よろしくお願いします。」                        

源三郎「何がいるんの?」                              

 陽子「えっ?」                                  

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