麗しき乙女達の肖像

Stand・By・Me

(うるわしきおとめたちのしょうぞう)
初演日:0/0 作者:ながみねひとみ
『麗しき乙女の肖像〜Stand・By・Me〜』作・ながみねひとみ

センパイ♀…高校2年、怖がりですぐ責任転換する。
ムック ♀…高校2年、変態。男子の胸板が好き。イケメン大好き。
オト  ♀…高校2年、マイペースに突き進む。人の話はあんまり聞かない。
ジャリ ♀…高校2年、周りにのせられつられるタイプ。
マヨ  ♀…高校1年、1年葉組。マヨネーズをこよなく愛している。
米俵  ♀…年齢不詳たぶん高校生、1人大人びた独特の世界観がある。

【注意】
インターネットの掲載は権利を放棄し、自由に使用を許可しているものではありません。
それぞれの時間をかけ、それぞれの思いの入っている作品です。
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守れない人が多すぎるので書きます。
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【著作権料金(30分未満は含めず)】
中学校・高校 無料公演1000円(文化祭含め)
中学校・高校 有料公演&大会公演 5000円(地区の合同発表会含め)
アマチュア・大学生 無料公演   5000円
アマチュア・大学生 有料公演  10000円


     音響:雨の音。舞台:薄暗い夜の体育館倉庫。
     上手には扉。下手は倉庫奥。中央には跳び箱。
     宿泊用の大きいバックが並んでいる。
     センパイ、音楽を聴いている。
     オトとムックが雨にあたりながら体育館倉庫に入ってくる。

センパイ あぁ〜♪あぁ〜♪
オト   やられた、やられた、やられたぁ〜。(センパイにぶつかる)
センパイ あ、痛っ!
オト   音楽聴きながらボサっと立ってるなよ。
センパイ いいじゃん別に…好きなんだから。
ムック  どうせ、またいつの時代の音楽だから判らない曲、聴いてたんだろ?
センパイ いいじゃん別に、好きなんだから!
ムック  ばっくしょい!
オト   ムックちゃんと拭きな。風邪ひくよ。
センパイ 雨、そんなすごいの?
ムック  風で横に雨が降ってる。もう、渡り廊下とかびっちゃびちゃ。
オト   カサも役に立たないもんなぁ〜。

     カバンからタオルを出して髪の毛などを拭く二人。

ムック  ててててっててー♪靴の中大洪水〜。靴下が気持ち悪い!
オト   脱いじゃえば?
ムック  え?何もしないって約束してくれる?
センパイ そこっ、勘違い!
ムック  裸足になっても平気?
センパイ 平気だよ。別に気にするやつなんていないじゃん?
ムック  あぁ。いねぇな。

     ムック、靴と靴下を脱いですみの方に置く。

センパイ そんなことより、もうそろそろ当直の巡回の時間でしょ…。
     なんかくる気配した?
ムック  いや、わかんない。
オト   はい!
ムック  はい!オトくん!
オト   なんか!手に汗かいてきたんだけどっ!
ムック  どれ、どれ、どれ!
オト   はい、はい、はい!

     互いに手を握り合うオトとムック。

ムック  うぁ!なんか湿ってるぅ。
オト   湿ってるっていうか、濡れてる。
ムック  君、代謝半端ないね!今、拭いたばっかりじゃん!
2人   うははは!

     オトとムックだけ異様にはしゃいでいる。
     ついていけないセンパイ。頭を抱え。

センパイ 大丈夫かなぁ。一晩何事もなくすぎるのかな。
ムック  何を言う、うちらがいれば安心だっ!
センパイ 余計に心配だよ!?
オト   もしかして、先生に見つかるのが怖いの?
センパイ だって、見つかったら、たぶん…停学処分だよ。
オト   人生ちょっと悪さしたほうが思い出に残るもんだぁ!
     バイクを盗んで走りだして、夜の校舎の窓ガラスを割って歩け。
センパイ 何を悟ったんだよ。
ムック  うんうん。オトは年頃だからな。いろいろと聞いてやろう
     じゃないか。母さん。
センパイ え?母さん?(とりあえず母さんやる)そ、そうね。
オト   え?なんにもないよ。
センパイ 何言ってるの。ちょっと座って話してごらんなさいよ。
ムック  そうだな。突然「体育館倉庫に泊まろう」なんて父さん驚いた。
オト   え?あ、いや・・・それはぁ〜。
センパイ・ムック うんうん。

     オト、体育館倉庫をゆっくり歩き回る。
     それを追いかける2人。だんだん早足になって
     最後には全力で逃げ回るオトをおいかける2人。

センパイ なんで逃げるの!?
ムック  フッ!?

     ムック、マイムで吹き矢を射る。

オト   ぎゃ!?

     倒れるオト。

ムック  ウンバボ・ウンバボ!

     オトを仕留めて上機嫌なムック。
     オトしびれている。
     ジャリが雨に打たれながら
     上手の扉の前にやってくる。

センパイ シーッ!あなた、はしゃぎすぎよ!喜びの舞のボリューム
     下げてちょうだい!見つかるでしょ!
ムック  ンバボ!(了解っ!)
ジャリ  コンコン。
一同   ・・・!?
センパイ ほらぁ!来ちゃったじゃん!
オト   でも、先生ならノックはしないんじゃないでしょうか〜?
ムック  む?では…誰ぞ?
オト   さっぱりだね。
ムック  他に誰かさそった?
オト   うーんと……さそった!
センパイ 誰を?
オト   うーんと……思い出せません!
センパイ テキトーだなぁ!
ムック  どうするよ?
センパイ キケン人物と判断する!ムック!
ムック  よっしゃ、どすこい!(←「どんと来い」と言いたい。)

     ムック、扉に近づいて。

ムック  合言葉。「どらえもん」(真剣。)
ジャリ  あ、合言葉…?た…たぇけこぷた〜。(全然、似てない。)
ムック  ・・・入れ。
センパイ それが合格ラインでいいのか!?
ムック  頑張ってたじゃん!?胸をうたれたでしょ?下手さ加減が!
ジャリ  ど、どうも・・・。
センパイ ジャリ!?どうしたの?

     雨にうたれてずぶぬれのジャリ。

ジャリ  うーん…。誘われた。
オト   え?真っ先に断ったよね?
ジャリ  断ったよね!
ムック  こないかと思った。
ジャリ  あたしもいくまいと思った!
センパイ なんで来た?
ジャリ  占いで外泊が吉ってでたから…ちょうどいいから混ぜてもらおう
     かなって!
センパイ 占い…?
ジャリ  うん。朝のテレビでやってるやつ・・・。最下位を発表したくせに
    「きょうも元気にいってらっしゃい」とか言うのね。
     元気でいってらっしゃいしましたよ。そこからの…雨ね。
     濡れてるよ。湿ってるどころの騒ぎじゃない。濡れてる。私。
センパイ つ、ついてないね。
ジャリ  家に財布を忘れてさ。
センパイ あぁ〜。
ジャリ  だから傘もタオルも買えないじゃん。
センパイ あぁ〜。
ジャリ  体を温める「あったか〜い飲み物」も買えないわけじゃん。
センパイ あぁ〜。
ジャリ  お金って大事だなって…この年で痛感した。
センパイ あぁ〜。
ムック  (時計を見ながら)今日、星座占い最下位だったから来たんだよね?
ジャリ  うん。そう。最下位いだっから来たよ。
ムック  ジャリ…星座何座?
ジャリ  お、おうし座…。
ムック  ふーん。でもさ。「今日」終わったよ。もう、24時過ぎたし。
ジャリ  え?
ムック  時計みてみなって。
ジャリ  …チッチッチッチッポーン・・・帰る。(おもむろに顔をあげて)

     帰ろうとするジャリ。

一同   いやいやいやいや!

     ジャリにつかみかかる一同。

センパイ ここまできたら最後まで付き合おうよ!ジャリ。
ジャリ  だって今日、終わったのに、今日の占い信じて、
     実行してるなんて、とんでもなくバカでしょ!
ムック  確かにバカだ!
オト   救いようがないほどにな!
センパイ こらこらぁ!
ジャリ  ゴメン!(泣いてしまう)
センパイ ほらぁ、泣いちゃったじゃん!
ムック  泣くなよ、ジャリ!バカだっていいじゃんか。
オト   そうだよ!ムックのほうがバカだから大丈夫だよ!
センパイ 大丈夫じゃないけど、この場合は大丈夫にしとこう!
ムック  よっ!この説得上手!
オト   大統領!
センパイ やかましい!ほら、座りなよ!
ジャリ  うん。
ムック  ほら、タオルで髪の毛ふいて。
ジャリ  うん。
オト   ほら、クシも貸してあげるから。
ジャリ  うん。
ムック  ほら、あったか〜い飲み物あるよ。
オト   ほら、お菓子だってたくさんあるから、食べなよ。

     ジャリ、いろいろなものを受け取る。

ジャリ  ありがとう。だいぶ落ち着いた。あ。そうだ、これ、差し入れ。
     今月の「○○」。○○くんが表紙だよ。

     ジャリ以外、急にたちあがり間合いをとる。

ジャリ  ど、どうしたの!
センパイ ゆ、ゆっくり、その本を床において。
ジャリ  え?な、なんで。
オト   慎重に、落ち着いて、ジャリならできるから。
ジャリ  は?
センパイ いいから、いいから、マジで。速やかに行動して。うん。
ジャリ  わ、わかった。

     ジャリ、雑誌をゆっくり床におく。

ムック  きゃしゃぁ〜!
ジャリ  ぎゃぁあ!

     ムック、床におかれた雑誌を獣のごとく奪いとって離れる。
     センパイ・オト、ジャリに駆け寄る。

ムック  ぶへへへへ。あぁ!ナイススマイル〜。
センパイ よしよし。怖かったね。
ジャリ  う…うん。
オト   危ないところだったね。
センパイ ムックはイケメンに過剰反応するから。
オト   変態だからな。
ムック  ああ、変態さ!そこらの女はみんなグラビアアイドルの
     胸の谷間に翻弄される男子と同じぐらい変態だ!
オト   その言い方やめろよぉ!

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