あらすじ
様々な昆虫たちが、人間社会さながらのコミカルなドラマを繰り広げる物語。
クロアリのルーノとアン(クロアリコンビ)は、女王アリになるための重要な任務中、群れからはぐれてしまう。任務失敗は「ラットゥン・センター(腐敗センター)」送りという恐ろしい罰につながるため、二人は焦っていた。
そんな中、彼らは捕らえた女王バチ、ビクトリアを運んでいた。しかし、ビクトリアはクロアリコンビの隙を突いて脱走し、歌と踊りで自己主張を始める。そこにカマキリ戦士、トウロウ丸が現れ、ビクトリアと共闘することに。クロアリコンビとビクトリア、トウロウ丸のラップバトルが始まるが、アンの「争いをやめよう」という呼びかけで事態は急変。ビクトリアはアンを追いかけ、他の者もそれに続く。
アンを追いかけるうちに皆はぐれてしまい、アンは一人残される。そこに現れたのは巨大グモ、パイディ。絶体絶命のアンだったが、パイディにチョコレートを与え、「他の虫を食べなくても共存できる」と訴える。パイディは心を動かされ、クロアリコンビと和解する。
そこに大量の虫の大群が押し寄せ、一同は危機に陥るが、実はそれはバルサンから逃れるための陽動作戦だった。ガスマスクを装着し、化学兵器への対策も万全な昆虫たちは、人間社会への反撃を誓い、舞台を去っていく。