あらすじ
【2023年度 宇都宮・河内地区 高等学校演劇祭 優秀賞 受賞】
冬のある日、高校生の男女三人組は部活帰りに校舎からぶら下がる不気味な物体を発見する。そのもとには、彼らが昔虐めていた同級生の靴があった。まさか、彼が首吊り自殺をしたとでも言うのだろうか?では、なぜSMSや手紙を使ってまで彼らを執拗に「あれ」に引き寄せようとするのか?彼はなぜ死んだのか?何が目的だったのか?
混沌に陥る彼らの脳裏には、それぞれの思惑が広がる。
思いが交錯した時、張り巡らされた蜘蛛の巣が微かな光を受けてその姿を見せる。
見えないものを見上げた先で、見えたものとは。