まにまう僕らの、
まにまう僕らの、

●真城一輝(ましろかずき)40歳
人工知能開発に携わるエンジニア。役職は常務取締。開発現場の一番偉い人。
12年前に妻であり、絵画作家の真城幸(ましろさち)を病で亡くしている。
当時は会社もまだ小さく、共に稼ぎが殆どなかった為、治療費の工面が出来なかった。
息子の事は愛情深く想ってはおり、金で不自由をさせたくない。
間違っても妻や自分のような人生を歩んで欲しくないという思いが強く。
(自分にとって)正しい価値基準、価値観を押し付ける事が度々あり、
進路や友人付き合い等に口を出す事が多い。
妻を喪った悲しみを12年引きずっており、それが良くない方向に走っているが、自覚はない。

●真城幸輝(ましろゆきてる)17歳
高校2年生。なんでも結果を出せる優等生。
父子家庭で育っており、将来は医者を目指している。が、別に医者になりたいわけではない。
少年期から父の価値観を押し付けられ、興味関心のある事様々を抑圧されて育った結果、
父の受け売りを自分の言葉として振る舞うようになり、行動、言葉に対する自分の意思が極端に薄い。
母が亡くなったショックで医師を目指すよう正論でさとしてくる父、そして母を模した人工知能と過ごす家庭に歪さを感じているも、
その本心を父に打ち明ける事に恐怖(変化への恐怖、未知の恐怖)を感じており、何も言い出せずにいる。
クリエイティブに関して日々父親からネガキャンされており、
意識的に美術や芸術等を避けるようになった。

●眞庭スイ(まにわすい)17歳
高校2年生。不登校。勉強はからっきしだが、芸術に関する熱意は高い。
性格はかなり自己中心的でノンデリカシー。離婚して母子家庭である為苗字は違うが、虹村壱成は実父。
父が描いた絵に感銘を受け、少年期から絵の勉強を独学で始めるも父の反応は芳しくなく、
その理由が人工知能発展の功罪による結果だという事も、美術に将来性がない事もわかっている。
それでもスイ自身、将来を懸けても良い程に何かを描く事に楽しさを感じており、
続けられるなら何もいらないといった刹那的な道を突き進んでいる。
だが根底には自分の描いた絵を誰か、特に父に認めて欲しい、褒めて欲しいといった欲求が強い。
物語開始時点の三年前に逐光網膜脱落症(架空の網膜症)を診断されており、
10年以内に失明する可能性が高い。

●虹村壱成(にじむらいっせい)
40歳 高校教師。
元々作家業や絵画等の作品制作で食べていたが、現在は美術の教員。
作家時代はAI技術が発展するにつれ、時代に適応しなければいけない事は理解しつつも、
新しい価値観が受け入れ難く、結果様々な仕事を失い廃業してしまった。
金銭的な理由により、妻とは離婚している。親権も取られた。
ただ、息子のスイとはたまに連絡をとっている。
作家としてのプライドを取った結果、様々なものを失い、それらを良しとしつつ後悔もしている。
それもあってか、息子がこの時代、アナログな芸術の道に進む事に大反対しており、度々衝突している。
それはスイの目の病気が発覚してから更に拍車を掛けており、親子仲は険悪。
親という立場からすると、息子には芸術に関わらず、将来の為を真剣に考えた選択をとって欲しいと願っている。

●真城幸(ましろさち)♀
12年前に病で死亡している。旧姓:雪野
作中のサチは一輝がプログラムした人工知能がサチを再現している。
家中にスピーカーと感知器がセットされており、
一輝がプログラムした日常会話から利便性のある事まで対応可能。

ーー端役ーー

●斉藤♂
幸輝の友人。進学校の落ちこぼれ。不良。サボり魔。

●AI
街中で使われている合成音声。
サチと同じ声(同じじゃなくてもいい。演出判断で…)

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